米との鉱物資源協定、週内署名は「絶対ない」=ウクライナ財務相

ウクライナのマルチェンコ財務相は24日、ウクライナと米国が鉱物資源に関する協定を巡る協議で進展しているものの、週内には合意に至らないという見通しを示した。ドネツク地方の鉱山で2023年8月撮影(2025年 ロイター/Alexander Ermochenko)
Andrea Shalal
[ワシントン 24日 ロイター] - ウクライナのマルチェンコ財務相は24日、ウクライナと米国が鉱物資源に関する協定を巡る協議で進展しているものの、週内に最終決定することは「絶対にない」と明言した。解決すべき問題がまだ残っているという。
トランプ大統領は先週、24日にも協定に署名する可能性があると述べていた。
マルチェンコ財務相は「進展はあった」としつつも、「引き続き複数の論点を巡り協議が行われている」と述べた。詳細は明らかにしなかった。
マルチェンコ財務相とシュミハリ首相を含むウクライナ高官らは、国際通貨基金(IMF)と世界銀行の春季会合に出席するためワシントンに滞在している。
ロシア軍が24日朝にかけてウクライナの首都キーウ(キエフ)を攻撃したが、マルチェンコ財務相によると協議は継続している。