新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(4日現在)
米デルタ航空とジェットブルー・エアウェイズは3日、米政府に対し従業員の給与支援を申請した。アラバマ州バーミンガムで3月撮影(2019年 ロイター/Elijah Nouvelage)
■米デルタ航空など、米政府に従業員の給与支援を申請 新型コロナ対策
米デルタ航空とジェットブルー・エアウェイズは3日、米政府に対し従業員の給与支援を申請した。給与支援は新型コロナウイルス感染拡大を受けた運航停止による危機を乗り切るためのもの。ただ両者は支援は「十分ではない」としている。
■新型コロナで世界経済停止、金融危機より深刻な景気後退=IMF専務理事
国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は3日、新型コロナウイルスの感染拡大で世界的な経済活動は停止し、世界経済は約10年前の金融危機時よりも「はるかに深刻な」景気後退(リセッション)に陥るとの見方を示した。
■カナダ、トランプ氏を批判 3M医療マスク輸出制限巡り
カナダ政府は3日、新型コロナウイルス感染拡大が続く中、米複合企業スリーエム(3M)の医療用マスク輸出阻止に向けたトランプ大統領の動きを批判した。
■米バンカメ、中小支援へ申し込み殺到 「既存顧客優先」に批判も
米政府の新型コロナウイルス経済対策の一環である3500億ドルの中小企業支援制度(PPP)の運用が3日始まった。米銀バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)は、企業からの融資の申し込みが殺到していると表明した。ただモイニハン最高経営責任者(CEO)が既存顧客への融資を優先する考えを示したことで、早速同行に批判が集まっている。
■米雇用者数、新型コロナ危機下で悪化へ=リッチモンド連銀総裁
米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は3日、ブルームバーグニュースとのインタビューで、新型コロナウイルスの持続的な感染拡大下において米国の雇用者数は悪化するが、その後改善するとの見方を示した。
■WHO、新型コロナ抑制に広範なマスク利用の効用を示唆
世界保健機関(WHO)は3日、新型コロナウイルスに対応するに当たりマスクの使用を主に医療関係者に集中させる必要があるとの見解を変えていないとしながらも、手作りのマスクの使用やその他の手段で口元を覆うことが感染拡大抑制の一助になる可能性があるとの見解を示した。
■仏、新型コロナ死者6500人超 病院での増加ペース過去最高
フランス保険当局は3日、新型コロナウイルス感染により病院で死亡した患者数が588人増え、合計5091人になったと発表した。1日当たりの死者増加数は過去最多となる。
■米陸軍、650超の施設調査 新型コロナ対応での活用視野
米陸軍工兵隊のトッド・セモニート総司令官は3日、新型コロナウイルスに対応する施設として利用するために、国内650カ所以上の施設を調査したと発表した。一部は感染者の治療施設としての利用も視野に入れているという。
■米仏、国連安保理常任国による首脳会議開催へ電話協議
トランプ米大統領とマクロン仏大統領は3日、電話会談し、国連安全保障理事会の常任理事国5カ国が新型コロナウイルス対策における国連の協力強化について協議するため、首脳会議を開く案を話し合った。
■英女王、5日に国民向け演説へ 新型コロナ感染拡大巡り
英王室は3日、新型コロナウイルス感染拡大を巡り、エリザベス女王(93)が5日にテレビ・ラジオ放送を通じ国民向け演説を行うと発表した。
■ロシア中銀に利下げ余地、新型コロナで物価上昇抑制=総裁
ロシア中央銀行のナビウリナ総裁は3日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け物価上昇が抑制されるとみられるため、年内に利下げを実施する余地はあるとの見方を示した。