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新型コロナウイルス

韓国製PCR検査キットが新型コロナから世界を救う日

2020年4月14日(火)19時20分
カイル・フェリアー(韓国経済研究所学術研究部長)

今回のパンデミックは韓国の対外依存の大きさを浮き彫りにした。それを考えれば、韓国は自分自身を助けるためにも、可能な限り他の国々を支援する必要がある。

需要を満たすため生産を拡大できるかという課題のほかに、検査キットの輸出の遅れや停止を招きかねない問題が2つある。1つ目は、キットの生産に必要な外国からの原材料の供給が滞る可能性。韓国の業界団体は既にこの問題を提起しているが、各国が主要な原材料の備蓄に走れば、状況はさらに悪化しかねない。

2つ目の問題は、普通の日常生活に戻ることへの期待が高まるなかで、政府が今後もウイルスを封じ込め続けることができるかどうかだ。一部には、「危機感の緩み」によって感染者数が再び爆発的に増加する可能性があると警告する向きもある。

もしそうなれば、検査キットの輸出の減少は避けられそうにない。

From thediplomat.com

<本誌2020年4月21日号掲載>

【参考記事】日本が韓国の新型コロナウイルス対策から学べること──(1)検査体制
【参考記事】日本におけるPCR検査の拒否状況

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2020年4月21日号(4月14日発売)は「日本人が知らない 休み方・休ませ方」特集。働き方改革は失敗だった? コロナ禍の在宅勤務が突き付ける課題。なぜ日本は休めない病なのか――。ほか「欧州封鎖解除は時期尚早」など新型コロナ関連記事も多数掲載。

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