あまりの近さにネット唖然...ハイイログマを「超至近距離」から撮影する観光客に批判殺到 「なぜ安全だと?」
National Park Tourists Spark Outrage After Video Approaching Grizzly Bear

(写真はイメージです) Dennis Stogsdill-Shutterstock
<安全のために保つよう呼び掛けられている距離を守らず、ハイイログマにカメラを向ける3人の観光客に怒りの声が──>
米ワイオミング州のイエローストーン国立公園を訪れた3人の観光客が、ネット上で批判にさらされている。ハイイログマ(グリズリー:ヒグマの一亜種)を至近距離から撮影する姿が、ソーシャルメディアに公開されたためだ。
【動画】あまりの近さにネット唖然...「超至近距離」でハイイログマにカメラを向ける3人の観光客
ハイイログマについては、最低でも100ヤード(約91メートル)の距離を保つよう呼び掛けられているが、それよりかなり近い距離で撮影していることが映像から分かる。
クマは一般的に人を避けるように行動するが、遭遇したら命取りになりかねない。世界動物基金(World Animal Foundation)の記録によれば、北米では、野生のクマが人命を奪った事故が2000年から2017年の間に48件起きている。
イエローストーン国立公園を訪れる観光客たちが、禁止行為をしていることを記録するインスタグラムアカウント@touronsofyellowstoneは3月16日、ハイイログマを撮影している観光客3人の映像を共有した。
アカウント名の意味は「イエローストーンのバカな観光客たち」のようだ(touronsはおそらく「tourists:観光客たち」と「morons:愚か者たち」を組み合わせた造語)。このアカウントは、インスタグラムで60万人以上のフォロワーを獲得している。
車内から撮影されたと思われるこの動画には、雪に覆われた道路沿いの斜面で、3人がクマにカメラかスマートフォンを向けるところが映っている。
同アカウントは次のように綴っている。
「ハイイログマに30〜40ヤード(約27〜36メートル)の距離まで迫るバカな観光客たち! ハイイログマに限らず、すべてのクマから最低でも100ヤードの距離を保つこと!」