最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(23日現在)

2020年4月23日(木)11時43分

写真はブエノスアイレスで21日撮影(2020年 ロイター/Agustin Marcarian)

■〔中国指標予測〕第2四半期GDPは前年比+1.3%に回復へ、景気後退リスクも

ロイター調査によると、中国の第2・四半期国内総生産(GDP)は、四半期で初のマイナス成長を記録した第1・四半期から緩やかに回復する見通し。だが、新型コロナウイルスの世界的流行の影響で再び事態が悪化すれば、中国経済がリセッション(景気後退)に陥る可能性があるとの見方も示された。

■世界の航空旅客数、9月までに最大12億人減の可能性=ICAO

国連の航空専門機関である国際民間航空機関(ICAO)は22日、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による需要の落ち込みで、世界の旅客数が2020年9月までに最大12億人減少するとの見通しを示した。

■インド、コロナ抗体検査の一時中止を指示、正確性に懸念

インドは、新型コロナウイルス感染拡大の状況把握のための抗体検査について、正確性に懸念があるとして、一時中止を指示した。保健当局者らが明らかにした。

■新型コロナ、既存の一部抗体検査は「信頼できない」=ロシュCEO

スイス製薬大手ロシュのセベリン・シュワン最高経営責任者(CEO)は22日、市販されている一部の新型コロナウイルス感染の抗体を調べる血液検査キットについて「あてにならない」と酷評した。同社は来月、独自の抗体検査キットを発売する準備を整えている。

■米ジョージア州の経済再開決定、知事に不賛成と伝えた=トランプ氏

トランプ米大統領は22日、ジョージア州のケンプ知事が一部の経済活動を月内に再開すると決めたことに対し、美容院やエステ、タトゥー店のような事業の営業再開を認めるのは時期尚早として、知事に異議を唱えたと明らかにした。

■英政府、2万世帯にウイルス検査へ 定期的に検体採取

英政府は23日、国内におけるCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染状況を把握するため、今後数週間にわたって2万世帯を対象にウイルス検査を実施すると明らかにした。

■独ダイムラー、第1四半期利益は暫定で約70%減少 新型コロナで

ドイツ自動車大手ダイムラーは23日、第1・四半期の利益が70%近く減少するとの見通しを示した。新型コロナウイルス感染拡大を背景に、傘下の高級車ブランド「メルセデス・ベンツ」の需要が落ち込んでいる。

■トランプ氏がCDC局長呼び出し、コロナ「第2波」発言の説明要求

トランプ米大統領は22日、疾病対策センター(CDC)のレッドフィールド局長を呼び出し、米国を襲う新型コロナウイルス感染拡大の第2波が、今回の状況よりも悪化する可能性があるとの発言を説明するよう求めた。

■〔アングル〕コロナが変える都市の未来 食糧安保や監視強化も

新型コロナウィルスのパンデミックにより、世界の多くの地域がロックダウン(都市封鎖)に追い込まれているが、アムステルダムからシンガポールに至るまで、各地の都市が持続可能性、食糧安全保障、生活水準の改善を目指す措置を明らかにしている。都市専門家によれば、いずれはこれが当たり前の都市機能になっていくだろうという。

■韓国第1四半期GDP速報値、前期比-1.4% 08年以来の大幅減

韓国中銀が発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、季節調整済み前期比で1.4%減少し、2008年以来の大幅な落ち込みとなった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、消費や事業活動、貿易が打撃を受けた。

■トランプ米大統領、移民の入国を一時停止する大統領令に署名

トランプ米大統領は22日、新型コロナウイルスの感染拡大が続く間、移民の入国を一時停止する大統領令に署名した。


【関連記事】
・「新型コロナウイルス第2波、今冬に米国を襲う より大きな影響も」米CDC局長
・金正恩重体説に飛びつく期待と幻想
・米ジョージア州が「ロックダウン破り」、濃厚接触でも営業再開を待ちきれず
・日本がコロナ死亡者を過小申告している可能性はあるのか?

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アクティビスト、世界で動きが活発化 第1四半期は米

ワールド

フィンランドも対人地雷禁止条約離脱へ、ロシアの脅威

ワールド

米USTR、インドの貿易障壁に懸念 輸入要件「煩雑

ワールド

米議会上院の調査小委員会、メタの中国市場参入問題を
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 2
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2人無事帰還
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 6
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 7
    「隠れたブラックホール」を見つける新手法、天文学…
  • 8
    【クイズ】アメリカの若者が「人生に求めるもの」ラ…
  • 9
    【クイズ】2025年に最も多くのお金を失った「億万長…
  • 10
    トランプが再定義するアメリカの役割...米中ロ「三極…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「最大の戦果」...巡航ミサイル96発を破壊
  • 3
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥーが解明される...「現代技術では不可能」
  • 4
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 7
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 8
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 9
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影され…
  • 10
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中