米USTR、インドの貿易障壁に懸念 輸入要件「煩雑」

4月1日、米通商代表部(USTR)は3月31日公表した各国の通商政策に関する報告書で、インドの高関税や輸入制限などが貿易障壁になっていると指摘し、輸入品に対する煩雑な品質要件に懸念を示した。写真は米ホワイトハウスで共同記者会見に臨むトランプ大統領とインドのモディ首相。2月13日撮影(2025年 ロイター/Nathan Howard)
Shivangi Acharya Manoj Kumar
[ニューデリー 1日 ロイター] - 米通商代表部(USTR)は3月31日公表した各国の通商政策に関する報告書で、インドの高関税や輸入制限などが貿易障壁になっていると指摘し、輸入品に対する煩雑な品質要件に懸念を示した。
両国は既に貿易協定の締結に向けて協議を開始している。ロイターは3月、インドが米国との貿易協定の第1段階として、米国からの輸入品の55%について税率を引き下げる用意があると報じた。
ただ、USTRは報告書で、インドの輸入要件の一部が国際的に整合しておらず、負担が大きいものや明確な期限がないものもあるとした。
インドが2019年以降、化学、医療機器、バッテリー、電子機器、食品、繊維などの分野で、品質管理を理由にインド標準規格局(BIS)が定める多くの規格を義務化していると指摘した。
このほか、インドのデータプライバシー制度など他の非関税問題にも焦点を当てた。
USTRはインドが先月発表したデジタル個人データ保護法案について、インド政府への個人データ開示を義務付け、国境を越えるデータ転送を制限し、データのローカライズを認める可能性があると指摘した。
また、電子決済サービスを巡る政策についても、外国の業者よりインド国内の業者を優遇しているようだと懸念を示した。