新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(14日現在)
■伊、新型コロナ感染者の伸び鈍化 7日以来の低水準
イタリアで確認された新型コロナウイルス感染による死者数は13日に566人増加と、前日の431人増を上回った一方、新たな感染者数は3153人増加と前日の4092人から鈍化し、今月7日以来の低水準となった。
■アジア開発銀、新型コロナ対策で緊急融資3倍増 200億ドルに
アジア開発銀行(ADB)は13日、加盟国に提供する緊急融資額を200億ドルと、これまでの約3倍に拡大すると述べた。各国は資金を新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による経済や衛生面での対応に充てる。
■米経済の再開時期、「私が決定」=トランプ大統領
トランプ米大統領は13日、米経済活動の再開時期について、各州の知事ではなく、自身が決定すると表明した。
■インドとパキスタン、新型コロナ抑制策一部解除へ
インドとパキスタンは13日、経済への影響緩和に向け新型コロナウイルス感染拡大抑制策を一部解除する方針を発表した。
■アマゾン、7.5万人追加雇用へ 新型コロナ受けた注文増に対応
米アマゾン・ドット・コムは13日、新型コロナウイルス感染拡大を背景としたインターネット注文の急増に対応するため、新たに7万5000人を雇用する計画を発表した。
■米FRB、必要に応じ対応する用意 状況注視=アトランタ連銀総裁
米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は13日、連邦準備理事会(FRB)は対処が必要な問題があるか広範な状況を精査しており、必要があると見なせば対応する用意ができていると述べた。
■英経済、4─6月期は30%のマイナス成長も─財務相=新聞
英タイムズ紙は、スナク財務相が他の閣僚に対し、4─6月期の国内総生産(GDP)は25─30%のマイナス成長になるとの認識を示したと報じた。
■米の新型コロナ感染、今週ピーク迎える可能性=CDC所長
米疾病対策センター(CDC)のレッドフィールド所長は13日、米国で新型コロナウイルス感染が週内にピークを迎える可能性があるとの見通しを示した。
■米FRB、デフレ回避の手段有する=クラリダ副議長
米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長は13日、FRBが新型コロナウイルス感染拡大にこれまでに対応し、一段の措置を実施する余地があることを踏まえると、新型ウイルス感染拡大で米経済がデフレに陥ることはないとの考えを示した。
■イラン、新型コロナ抑制策解除に着手 死者・感染者の増加継続
イラン保健当局は13日、新型コロナウイルス感染による国内の死者数が過去24時間で111人増加し累計4585人になったと発表した。感染者数は1617人増の7万3303人となった。
■中国製造業おおむね回復、需要が懸念要因=中国EU商会
在中国欧州連合(EU)商工会議所に相当する中国EU商会は13日、新型コロナウイルスの発生源となった中国では製造業はおおむね回復したとしながらも、世界の他の国で感染拡大抑制策が実施され経済が停止していることで、需要が脅威にさらされているとの認識を示した。
■スペイン、都市封鎖を一部緩和 新型コロナ死者は1.7万人超える
スペイン政府は13日、新型コロナウイルスの感染防止に向けたロックダウン(都市封鎖)措置を一部緩和した。建設や製造など一部産業の業務再開が認められる。
■イタリア、新型コロナの新たな死者は431人 3月19日以降で最少
イタリア保健当局によると、12日時点で新型コロナウイルス感染症による新たな死者は431人で、前日の619人から減少。3月19日以降で最少となった。
■アイルランド、ロックダウンを5月5日まで延長
アイルランドは10日、新型コロナウイルス感染拡大抑制のため実施中のロックダウン(都市封鎖)期間を5月5日まで延長した。当初は4月12日が期限だった。
■米株、OPECプラス減産合意は下支え要因
新型コロナウイルス流行に伴う各国の規制が世界経済の重しとなる中、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟国で構成する「OPECプラス」が過去最大規模の減産実施で最終合意したことは、前週に上昇した米国株を下支えする可能性がある。
■「利己主義を排し世界の一致を」 ローマ教皇が復活祭メッセージ
ローマ教皇フランシスコは12日、キリスト教の復活祭に寄せて発表した祝福のメッセージ「ウルビ・エト・オルビ」(ローマと全世界へ)で、新型コロナウイルス感染拡大との戦いに関して「世界の一致」を呼びかけた。
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