新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(14日現在)
■トルコ大統領、辞任表明の内相に職務継続を指示 外出禁止令巡り
トルコのエルドアン大統領は12日、外出禁止令を巡る混乱を受けて辞任を表明したスレイマン・ソイル内相に対して、職務を継続するよう指示した。
■米議会の共和党指導部、新型コロナ追加対策巡り民主党案を拒否
米共和党の上下両院トップは11日、新型コロナウイルスの感染拡大で苦境に陥っている中小企業に対する2500億ドルの追加支援案について、病院や州・地方政府、貧困層への食料支援で同規模の支援を同時に打ち出すべきとする民主党の要求を受け入れない考えを表明した。
■トルコ、銀行の外為取引上限を引き下げ 新型コロナに対応
トルコの銀行調整監視機構(BDDK)は12日、国内銀行による外国法人との外為スワップ、フォワード、オプションなどの取引について、期間7日物の取引上限を銀行資本の10%から1%に、30日物を2%に、それぞれ引き下げると発表した。
■ロシア中銀、24日の会合で利下げも選択肢=総裁
ロシア中央銀行のナビウリナ総裁は、24日の政策決定会合で、利下げも選択肢の一つとして検討するとの認識を示した。10日の定例会見で述べた。
■ロシア近接の中国諸都市が国境管理や隔離強化、帰国者感染急増で
ロシアとの国境に近い中国の各都市は12日、国境管理や隔離措置を強化すると表明した。中国で海外からの帰国者の新型コロナウイルス感染が急増しているためだ。
■EU加盟国、中国勢による買収阻止に株式購入を─欧州委員=FT
欧州連合(EU)欧州委員会のベステアー委員(競争政策担当)は英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)のインタビューで、加盟国政府は自国企業を中国勢による買収から守るため、株式を購入すべきだとの見解を示した。
■スペイン、封鎖解除へ状況見極め 13日から一部企業が再開準備
スペインのサンチェス首相は12日、新型コロナウイルスの感染防止に向けたロックダウン(都市封鎖)措置について、解除を進めるかは状況次第、との考えを示した。
■米イーライリリー、新型コロナ感染症薬の臨床試験を今月開始
米製薬大手イーライリリー・アンド・カンパニーは10日、新型コロナウイルス感染症治療薬として選択的JAK阻害剤「バリシチニブ」の臨床試験を開始すると発表した。
■インド含む南アジア成長率、新型コロナ受け過去40年で最低に=世銀
世界銀行は12日公表した南アジア経済に関する最新の報告書で、インドなど8カ国の今年の成長率は1.8─2.8%と、新型コロナウイルス感染拡大が響いて過去40年で最低にとどまるとの見通しを示した。見通しは半年前の6.3%から大幅に下振れた。
■米、外出規制解除なら夏に感染拡大・死者20万人の予測も=NYT
10日付米紙ニューヨ-ク・タイムズは、米政府が外出規制を30日間で解除した場合、夏に新型コロナウイルスの感染が拡大するとの予測を報じた。予測は国土安全保障省(DHS)と保健社会福祉省(HHS)から入手したもので、死者は20万人に達する可能性があるという。
■アルゼンチン、ロックダウンを26日まで延長 大都市圏のみ対象
アルゼンチンのフェルナンデス大統領は10日にテレビ演説し、新型コロナウイルス感染拡大抑制のため3月20日に開始したロックダウン(都市封鎖)を26日まで延長すると発表した。大都市圏のみが対象。
*内容を追加しました。

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