最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(12日現在)

2020年3月12日(木)18時37分

■韓国、新型コロナ感染拡大ペース再び鈍化 クラスターに焦点

韓国疾病予防管理局(KCDC)の12日の発表によると、国内の新型コロナウイルス感染者は114人増え、累計7869人となった。新たな感染者数は急増した前日から再び鈍化傾向を示した。死者は6人増え、66人となった。

■米国の入国制限措置、事前の通知や調整なし=欧州外交筋

米政府は、欧州から米国への入国を30日間全面的に停止する措置について、欧州当局と事前の調整はしていなかった。欧州の外交筋が明らかにした。

■タイのファンダメンタルズ良好、新型コロナで減税の計画ない=財務相

タイのウッタマ財務相は12日、同国経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)は依然強いとし、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けている経済活動を後押しするために付加価値税(VAT)を引き下げる計画はないと述べた。同国のVATは、現在7%。

■〔情報BOX〕主要国・地域の主な新型コロナ対策

世界の政策当局者や政府首脳は新型コロナウイルスに伴う経済低迷に対処するため、幅広いアプローチをとっている。

■米NYでも聖パトリックデーのパレード中止、新型コロナ拡大で

米ニューヨークのクオモ市長は11日、毎年恒例の聖パトリックデーのパレードについて、新型コロナウイルス拡大を受け、今年は中止すると発表した。これまでに新型コロナ関連で中止された米国の行事としては最大級となる。

■米下院民主党、新型コロナ対策を発表 12日の可決目指す

米下院民主党は11日、総合的な新型コロナウイルス対策を発表した。勤労者に対し14日間の有給の病気休暇と最大3カ月の有給の家族休暇・医療休暇を付与することが柱。下院本会議で12日中に審議・可決することを目指している。

■中国湖北省、一部地域で鉱工業生産再開と移動制限緩和へ

新型コロナウイルスの発生地である中国湖北省は、省内の一部の地域で、鉱工業生産の再開を認めるとともに移動制限を緩和する方針だ。同省の保健委員会が12日、声明で明らかにした。

■豪政府、新型コロナ対策で176億豪ドルの財政刺激措置発表

オーストラリア政府は12日、176億豪ドル(114億米ドル)の景気刺激策を発表した。新型コロナウイルス対策で、小規模企業への補助金や年金受給者および失業者への現金支給などが含まれる。

■サウジ、EUなどへの渡航を一時停止 新型コロナ懸念=国営通信

サウジアラビアは12日、国民および居住者に対し、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される国への渡航を停止するとともに、複数の航空路線の運航も一時停止した。国営サウジ通信(SPA)が、内務省筋の話として報じた。

■米議会が公開見学ツアーを中止へ、新型コロナ拡大で=当局者

米議会は、新型コロナウイルス拡大を受け、議会の公開見学ツアーを中止する。2人の議会当局者が11日、明らかにした。中止の時期は不明としている。

■米国務省、米国民に海外渡航を再考するよう勧告 新型コロナ感染拡大受け

米国務省は11日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、米国民に海外への渡航を再考するよう求める勧告をウェブサイト上に掲載した。

■米大統領に面会したブラジル政府高官、新型コロナ検査実施=現地紙

ブラジルのボルソナロ大統領の最近の訪米に同行し、トランプ大統領のフロリダ州の別荘で7日に開かれた公式会合にも出席したブラジル大統領府の高官が、新型コロナウイルスの検査を受け、結果待ちとなっている。11日のブラジル主要紙フォリャ・ジ・サンパウロが報じた。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

独クリスマス市襲撃、容疑者に反イスラム言動 難民対

ワールド

シリア暫定政府、国防相に元反体制派司令官を任命 外

ワールド

アングル:肥満症治療薬、他の疾患治療の契機に 米で

ビジネス

日鉄、ホワイトハウスが「不当な影響力」と米当局に書
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:アサド政権崩壊
特集:アサド政権崩壊
2024年12月24日号(12/17発売)

アサドの独裁国家があっけなく瓦解。新体制のシリアを世界は楽観視できるのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 3
    おやつをやめずに食生活を改善できる?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    トランプ、ウクライナ支援継続で「戦況逆転」の可能…
  • 5
    【駐日ジョージア大使・特別寄稿】ジョージアでは今、…
  • 6
    「私が主役!」と、他人を見下すような態度に批判殺…
  • 7
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
  • 8
    「オメガ3脂肪酸」と「葉物野菜」で腸内環境を改善..…
  • 9
    「スニーカー時代」にハイヒールを擁護するのは「オ…
  • 10
    「たったの10分間でもいい」ランニングをムリなく継続…
  • 1
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──ゼレンスキー
  • 4
    村上春樹、「ぼく」の自分探しの旅は終着点に到達し…
  • 5
    おやつをやめずに食生活を改善できる?...和田秀樹医…
  • 6
    女性クリエイター「1日に100人と寝る」チャレンジが…
  • 7
    【クイズ】アメリカにとって最大の貿易相手はどこの…
  • 8
    「どんなゲームよりも熾烈」...ロシアの火炎放射器「…
  • 9
    【駐日ジョージア大使・特別寄稿】ジョージアでは今、…
  • 10
    ウクライナ「ATACMS」攻撃を受けたロシア国内の航空…
  • 1
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 2
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼンス維持はもはや困難か?
  • 3
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 4
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 5
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命を…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 8
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 9
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
  • 10
    2年半の捕虜生活を終えたウクライナ兵を待っていた、…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中