新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(12日現在)
■韓国、新型コロナ感染拡大ペース再び鈍化 クラスターに焦点
韓国疾病予防管理局(KCDC)の12日の発表によると、国内の新型コロナウイルス感染者は114人増え、累計7869人となった。新たな感染者数は急増した前日から再び鈍化傾向を示した。死者は6人増え、66人となった。
■米国の入国制限措置、事前の通知や調整なし=欧州外交筋
米政府は、欧州から米国への入国を30日間全面的に停止する措置について、欧州当局と事前の調整はしていなかった。欧州の外交筋が明らかにした。
■タイのファンダメンタルズ良好、新型コロナで減税の計画ない=財務相
タイのウッタマ財務相は12日、同国経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)は依然強いとし、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けている経済活動を後押しするために付加価値税(VAT)を引き下げる計画はないと述べた。同国のVATは、現在7%。
■〔情報BOX〕主要国・地域の主な新型コロナ対策
世界の政策当局者や政府首脳は新型コロナウイルスに伴う経済低迷に対処するため、幅広いアプローチをとっている。
■米NYでも聖パトリックデーのパレード中止、新型コロナ拡大で
米ニューヨークのクオモ市長は11日、毎年恒例の聖パトリックデーのパレードについて、新型コロナウイルス拡大を受け、今年は中止すると発表した。これまでに新型コロナ関連で中止された米国の行事としては最大級となる。
■米下院民主党、新型コロナ対策を発表 12日の可決目指す
米下院民主党は11日、総合的な新型コロナウイルス対策を発表した。勤労者に対し14日間の有給の病気休暇と最大3カ月の有給の家族休暇・医療休暇を付与することが柱。下院本会議で12日中に審議・可決することを目指している。
■中国湖北省、一部地域で鉱工業生産再開と移動制限緩和へ
新型コロナウイルスの発生地である中国湖北省は、省内の一部の地域で、鉱工業生産の再開を認めるとともに移動制限を緩和する方針だ。同省の保健委員会が12日、声明で明らかにした。
■豪政府、新型コロナ対策で176億豪ドルの財政刺激措置発表
オーストラリア政府は12日、176億豪ドル(114億米ドル)の景気刺激策を発表した。新型コロナウイルス対策で、小規模企業への補助金や年金受給者および失業者への現金支給などが含まれる。
■サウジ、EUなどへの渡航を一時停止 新型コロナ懸念=国営通信
サウジアラビアは12日、国民および居住者に対し、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される国への渡航を停止するとともに、複数の航空路線の運航も一時停止した。国営サウジ通信(SPA)が、内務省筋の話として報じた。
■米議会が公開見学ツアーを中止へ、新型コロナ拡大で=当局者
米議会は、新型コロナウイルス拡大を受け、議会の公開見学ツアーを中止する。2人の議会当局者が11日、明らかにした。中止の時期は不明としている。
■米国務省、米国民に海外渡航を再考するよう勧告 新型コロナ感染拡大受け
米国務省は11日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、米国民に海外への渡航を再考するよう求める勧告をウェブサイト上に掲載した。
■米大統領に面会したブラジル政府高官、新型コロナ検査実施=現地紙
ブラジルのボルソナロ大統領の最近の訪米に同行し、トランプ大統領のフロリダ州の別荘で7日に開かれた公式会合にも出席したブラジル大統領府の高官が、新型コロナウイルスの検査を受け、結果待ちとなっている。11日のブラジル主要紙フォリャ・ジ・サンパウロが報じた。