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欧州イタリア、刑務所で暴動広がり7人死亡 新型コロナウイルスめぐる面会制限に反発
新型コロナウイルス感染者が急増しているイタリアでは25カ所以上の刑務所で、感染拡大防止を狙った家族との面会制限を巡り受刑者の暴動が起き、これまで7人が死亡した。写真はミラノにある刑務所の近くに集まる警察官(2020年 ロイター/Flavio Lo Scalzo)
新型コロナウイルス感染者が急増しているイタリアでは25カ所以上の刑務所で、感染拡大防止を狙った家族との面会制限を巡り受刑者の暴動が起き、これまで7人が死亡した。
暴動は感染者が集中している北部地域の刑務所で8日に始まり、9日にかけて全国に広がった。火災が起きているほか、1カ所では受刑者が刑務官を人質に取り、別の1カ所では一部の受刑者が脱獄するなど混乱が広がった。
ボナフェデ法相は、政府は刑務所の環境について協議に応じる用意があるが、暴動をやめる必要があると訴えた。
イタリアでは新型ウイルスによる死者が463人に達しており、欧州で最も深刻な被害が出ている。
法務省の刑務所管理・運営担当者によると、最大規模の暴動が起きた北部モデナの刑務所では3人が死亡し、別の刑務所で4人が死亡。同省筋は、刑務所の診療所から盗んだ薬剤の過剰摂取が死因だったケースが複数あるとしたが、他の死者の死因については語らなかった。
イタリアでは刑務所の過剰収容が問題となっている。
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