最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(16日現在)

2020年3月16日(月)15時00分

■新型ウイルス、世界の感染者15.6万人・死者5800人超

ロイターの集計によると、15日時点で新型コロナウイルスの感染者は世界全体で15万6465人、死者は5838人となった。

■ドイツ、仏など5カ国との国境で検問実施へ 新型コロナ感染増加で

ドイツ政府は15日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するため、オーストリア、スイス、フランス、ルクセンブルク、デンマークの5カ国との国境で、16日から検問を実施すると発表した。

■米ナイキやアンダーアーマー、全米で店舗休業へ 新型コロナ対応

米スポーツ用品小売りのナイキとアンダーアーマーは15日、新型コロナウイルスの感染抑止に向け、全米の店舗を休業すると発表した。

■新型コロナ、全米や世界に深刻な影響及ぼしている=FRB議長

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は15日、新型コロナウイルスは全米や世界中の人々に深刻な影響を及ぼしているとの認識を示した。そのうえで、FRBとして必要な措置を講じる姿勢を強調した。

■米FRBが緊急利下げ、債券買い入れ再開や他のツール活用も

米連邦準備理事会(FRB)は15日、政策金利をゼロ付近に引き下げ、債券買い入れを再開するとしたほか、危機時の対応手段の活用に踏み切った。新型コロナウイルスの感染拡大封じ込めに向けた取り組みにより、急速に悪化する世界経済を支援するため、世界の主要中央銀行と協調した。

■米空港で帰国者の長い行列 政府が対応へ=高官

米国土安全保障省のチャド・ウルフ長官代行は15日、新型コロナウイルス対策としてトランプ大統領が欧州からの渡航禁止を発表したのに伴い、米国の国際空港で海外からの帰国者による検査を待つ長蛇の列ができ、遅延が発生していると指摘した。その上でこれは「容認しがたい」とし、政府が対応策を講じたと明らかにした。

■KLMオランダ航空、最大2000人削減し勤務時間短縮 政府支援要請へ

欧州航空大手エールフランスKLM傘下のKLMオランダ航空は13日、最大2000人を削減する方針を発表した。政府に支援を求めるとしている。

■新型コロナ対策の規模、「相当な額だが莫大ではない」=米財務長官

ムニューシン米財務長官は15日の「フォックス・ニュース・サンデー」で、新型コロナウイルス感染拡大を受けた総合経済対策の規模について「具体的な金額を示すことについては慎重になりたい。(ただ)われわれが今後目にする金額は、相当な水準になるが莫大ではないだろう」と語った。

■米ビッグ3と労組、新型コロナ対応の特別チーム編成

米自動車大手3社(ビッグ3)のゼネラル・モーターズ(GM)、フォード・モーター、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)と、全米自動車労組(UAW)の首脳は15日、従業員の新型コロナウイルス感染防止策を強化し、生産体制に深刻な影響が生じるのを防ぐために、特別チームを編成したと発表した。

■豪、入国者全員に14日間の自主隔離義務付け 新型コロナで

オーストラリアのモリソン首相は15日、新型コロナウイルスの感染拡大を遅らせるため、16日午前0時から入国者全員に14日間の自主隔離を義務付けると発表した。外国の港からのクルーズ船の寄港も30日間禁止する。

*内容を追加して再送します。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【関連記事】
・新型コロナウイルスでマニラ事実上の首都封鎖 初日の検問所には軍も動員、テロ警戒か
・韓国、新型コロナウイルス新規感染が2桁に減少 入国者への対策強化へ
・イタリア、新型コロナウイルス感染者1.7万人超 死者1266人で前日から25%増


20200324issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年3月24日号(3月17日発売)は「観光業の呪い」特集。世界的な新型コロナ禍で浮き彫りになった、過度なインバウンド依存が地元にもたらすリスクとは? ほかに地下鉄サリン25年のルポ(森達也)、新型コロナ各国情勢など。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

イオン、26年2月期は13%営業増益見込む 市場予

ワールド

よりバランスの取れたEU・中国関係を 訪中のスペイ

ビジネス

英GDP、2月は予想上回る0.5%増 約1年ぶりの

ワールド

米国、石油・ガス鉱区リースで環境分析不要に 数千件
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプ関税大戦争
特集:トランプ関税大戦争
2025年4月15日号(4/ 8発売)

同盟国も敵対国もお構いなし。トランプ版「ガイアツ」は世界恐慌を招くのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    公園でひとり歩いていた老犬...毛に残された「ピンク色」に心打たれる人続出
  • 2
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最強” になる「超短い一言」
  • 3
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた考古学者が「証拠」とみなす「見事な遺物」とは?
  • 4
    「やっぱり忘れてなかった」6カ月ぶりの再会に、犬が…
  • 5
    「ただ愛する男性と一緒にいたいだけ!」77歳になっ…
  • 6
    まもなく日本を襲う「身寄りのない高齢者」の爆発的…
  • 7
    投資の神様ウォーレン・バフェットが世界株安に勝っ…
  • 8
    コメ不足なのに「減反」をやめようとしない理由...政治…
  • 9
    【クイズ】ペットとして、日本で1番人気の「犬種」は…
  • 10
    「宮殿は我慢ならない」王室ジョークにも余裕の笑み…
  • 1
    公園でひとり歩いていた老犬...毛に残された「ピンク色」に心打たれる人続出
  • 2
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 3
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 7
    ロシア黒海艦隊をドローン襲撃...防空ミサイルを回避…
  • 8
    「やっぱり忘れてなかった」6カ月ぶりの再会に、犬が…
  • 9
    「吐きそうになった...」高速列車で前席のカップルが…
  • 10
    紅茶をこよなく愛するイギリス人の僕がティーバッグ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    公園でひとり歩いていた老犬...毛に残された「ピンク色」に心打たれる人続出
  • 3
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 4
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛…
  • 5
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の…
  • 6
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 7
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 8
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 9
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中