結婚式はハリー王子の「禊」 呪縛を解き放ったメーガンの「操縦術」がすごい!
「王子」ではなく「ただのハリーになれた」軍隊生活
軍人になったハリーにとって、軍隊は居心地のいい場所だったようだ。陸軍に所属していたハリーは、アフガニスタンにおけるタリバンとの戦闘で実戦を志願し、極秘の任務に当たった。危険を顧みることなく一兵士として職務を果たすハリーだったが、居場所が敵に知られたことから、安全上の理由により2007年には撤退を余儀なくされている。
昨年、「The Mail of Sunday」紙のインタビューで、ハリーはその時のフラストレーションをこう露にしている。
「とても怒りを覚えました。陸軍にいることは一番の逃避になったのですから。何かを成し遂げているという気持ちになれたのです」
「軍隊では、異なるバックグラウンドを持つ人と知り合い、深く理解することができたのです。また、チームの一員であると感じることもできました」
「陸軍での僕は、王子ではなくただのハリーになれたのです」
軍隊に生きる目的を見出したハリーだったが、王族の一員ゆえに、限界を知ることになる。怒りと痛みは増すばかりだった。
大好きな元彼女に振られ大ショック! 「ダーティ・ハリー」な黒歴史
私生活では、ジンバブエ出身の富豪の娘で、ジュエリー・デザイナーのチェルシー・デイビーと7年近く交際し、別離と復縁を繰り返していたが、マスコミの執拗な取材攻勢に嫌気がさしたチェルシーは、2011年にはハリーの元を去ってしまう。
彼女のことを真剣に愛していたというハリーは、心の隙間を埋めるかのように、パーティに明け暮れ、2012年にはラスベガスのホテルで複数の女性とストリップ騒動を起こしている。2005年には友人のパーティでナチスの軍服を着用したスキャンダルもあっただけに、英国民は「またか!」とあきれ返った。タブロイド紙に「ダーティー・ハリー」の異名をつけられたのもこの頃だ。
そんな弟を見かねてか、兄ウィリアムは、カウンセリングを受けることを提案。それによって、ハリーは母の死と初めて向き合ったという。28歳になっていた。
【参考記事】ハリー王子の全裸掲載は自粛すべきか