世界展開進めるベンチャー、メルカリ フリマの手軽さゆえの功罪も
米国では、すでに2500万人がメルカリのアプリをダウンロード。今年3月にはイギリスでもリリースした。「まずは強力なライバルの多い米国で、いかにして早くユーザー数を増やすかが勝負となる」と、早稲田大学ビジネススクールの根来龍之教授は指摘する。
社名の「メルカリ(Mercari)」は、ラテン語で「商いする」を意味し、「マーケット(市場)」という言葉の起源とされる。
「現時点では同一国内のみで取引が可能だが、将来的には全世界のメルカリを結び、国境を越えた取引を出来るようにする」(メルカリ広報)──。
まだ、多くの課題を抱えるものの、日本発の個人間フリマアプリが世界に浸透すれば、そのプラットフォームビジネスの価値は1000億円では済まないだろう。
(小山耕平 編集:伊賀大記)
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