米シカゴ連銀総裁、政策明確化まで金融政策据え置きを支持

米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は10日、急速に変化する政府の政策についてより明確になるまで米連邦準備理事会(FRB)は金融政策を据え置くべきだとの見解を示した。(2025年 ロイター/Brendan McDermid)
Michael S. Derby
[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は10日、急速に変化する政府の政策についてより明確になるまで米連邦準備理事会(FRB)は金融政策を据え置くべきだとの見解を示した。
ニューヨーク経済クラブでのイベントで記者団に対し、「利上げ、利下げ、据え置きなど、いかなる選択肢もテーブルから外すべきではないと思う。しかし、現在多くの大きな疑問符が付く状況を考えると、これらの問題がどのように解決されるのか様子を見る必要がある」と語った。
トランプ米大統領が発表した関税については、一時停止措置があってもほとんどのシナリオよりも高いとの認識を示した。ただ、市場にストレスとなるイベントへのFRBの対応について推測はしないとした。