中共建党記念・習演説にVOAがぶつける――「日本軍と共謀した毛沢東」特集番組
VOAのこの番組は、手を変え形を変えて、中国大陸に届くようにしているようだ。
7月2日には、You Tubeにも転載されていたが、そこには明らかに大陸のユーザーと思われる以下のようなコメントがあった。
――「壁越え」の方法を覚えてからというもの、実に多くの事実に関する真相を知ることができるようになった。現在、大陸の多くの者は依然として耳目を欺かれ、洗脳され愚弄されているが、一部には「眠ったふり(装睡)をしている者」がいたり、悪人を助けて悪事を働く者さえいる。
なるほど。
「眠ったふり」とはよく言ったものだ。
問題は、その人たちがいつ「眠ったふり」をやめるかだ。この人たちは事実を知っている。
習近平総書記もまた、実は「装睡」をしていて、ラクダ作戦で「見て見ぬふり」をしているのかもしれない。
だからこそ、言論弾圧を強化しているのであろうと確信する。
[執筆者]遠藤 誉
1941年中国生まれ。中国革命戦を経験し1953年に日本帰国。東京福祉大学国際交流センター長、筑波大学名誉教授、理学博士。中国社会科学院社会科学研究所客員研究員・教授などを歴任。『チャイナ・セブン <紅い皇帝>習近平』『チャイナ・ナイン 中国を動かす9人の男たち』『ネット大国中国 言論をめぐる攻防』『チャイナ・ジャッジ 毛沢東になれなかった男』『完全解読 中国外交戦略の狙い』『中国人が選んだワースト中国人番付 やはり紅い中国は腐敗で滅ぶ』『中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす』など著書多数。近著に『毛沢東 日本軍と共謀した男』(新潮新書)
※当記事はYahoo!ニュース 個人からの転載です。