大荒れの民主党大会で会場を鎮めたミシェルのスピーチ
2016年7月27日(水)15時30分
興味深いのは、民主党大会がサンダース支持者の強い要望に応えて採用した「roll-call vote(州ごとに票数を読み上げる投票方法)」の予想外の効果だ。それぞれの州が、お国自慢をした後に、2人の候補者を褒める言葉を添え、票数を読み上げていく。時間がかかるが、これを繰り返すうちに、ブーイングより拍手と笑顔が会場に広まっていった。
そして、バーモント州の発表の後に、サンダースがマイクを持って立ち上がり、公式にヒラリーを候補に指名することを発表した。これにより、大会は大歓声の中で採決に移行し、会場が「AYE」と合唱でヒラリー指名を承認し、揉めることなく採決の儀式は終わった。
一部のサンダース支持者は抗議のために会場を立ち去ったが、会場にはお祭りムードが広まり、ブーイングは消えていった。参加者は、それぞれが自分の意見を表明することの重要さを示したのであり、民主党の「癒やし」と「団結」の可能性をわずかながらも感じさせた。
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