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米外交

習近平歓迎ムードはゼロ、米中関係改善は望み薄

2015年9月11日(金)17時55分
シャノン・ティエジー

 大きなサプライズがなければ、米中関係は急速に悪化しつつあるという見方を覆すのは難しい。おまけにアメリカでは来年の大統領選に向けて、候補者たちが競ってオバマ政権の対中政策を批判している。対中強硬派の舌戦がヒートアップすればするほど、習歓迎のムードは冷え込む。

 習の公式訪問をキャンセルせよと叫んでいるのは、共和党予備選に出馬表明したウィスコンシン州のスコット・ウォーカー知事だ。「中国のアメリカに対する大規模なサイバー攻撃、南シナ海の岩礁の要塞化、依然として続く経済への国家介入、キリスト教徒や人権活動家への弾圧を考えるなら、オバマ大統領は習の公式訪問を断るべきだ」

 やはり共和党予備選に名乗りを上げているマルコ・ルビオ上院議員は国賓待遇ではなく、公式晩餐会なしの格下げ待遇で迎えるべきだと主張している。

「弱腰外交」批判が高まるなか、オバマ政権は習の訪米日程をにらみつつ、中国のサイバー攻撃に対する制裁発動を検討。毅然とした姿勢を見せつける構えだ。

From thediplomat.com

[2015年9月15日号掲載]

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