殺害されたジャーナリストはISISへの「生け贄」だった
2014年8月21日(木)19時27分
シリアではこの2年間にアメリカ人ジャーナリストが何人も誘拐され、彼らの所在や消息を断った時の状況について、さまざまな噂が流れている。しかし被害者の親は情報の公開に慎重にならざるを得ない。下手に情報を公開すれば、イスラム過激派に拘束されているわが子を危険にさらすことになりかねないからだ。フォーリーのケースでは、彼の家族もグローバル・ポストもフォーリーの身の安全を最優先し、入手した情報をいっさい公表しなかった。
「捜査の過程では、シリア政府軍に拘束されている疑いが持たれたこともあったが、その後シリアのイスラム過激派に監禁されているという確証を得た」と、グローバル・ポストのフィリップ・バルボニCEOは19日に語った。「われわれは家族の要請と捜査当局の助言に従い、情報の公表を見合わせていた。民間の警備会社と協力して大量の情報を集めていたが、それらはいっさい外に出さなかった」
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