最新記事

更年期

「更年期は再生の時期」...ハル・ベリーが女性たちのために立ち上がった理由とは?

2024年09月23日(月)08時50分
ルーシー・フエンテス
ハル・ベリー

2024年8月、Netflix作品『ザ・ユニオン』のプレミアにて Tinseltown-shutterstock

<アカデミー女優が更年期障害に関する周知活動のトップランナーになったのはなぜか?>

アカデミー女優のハル・ベリー(58歳)が最新号の「マリ・クレール」誌で女性の更年期と年齢について率直に語ったことが話題になっている。

20代の時よりも食事や運動のおかげでより強く、元気になっていると感じているというハル・ベリー。事実、現在のほうがグラマラスで健康的、かつ若々しい印象を解き放っている。

【画像】「マリ・クレール」誌最新号のカバーで大人の色香を解き放ったハル・ベリー を見る


 

これまで更年期障害や閉経について公に語ることが避けられ、時にタブーと見なされてきた。しかし近年、女性が自らの身体についてオープンに語ることが次第に受け入れられつつある。その風潮をけん引してきたのがセレブたちだ。

なかでもハル・ベリーは中年期女性の健康促進に関する活動を上院議員とともに行なっていることでも知られ、更年期障害に関する周知活動のトップランナーという際立った存在である。

40代で2人の子を出産したハル・ベリーは、自分だけは中年期の体の不調とは無縁でいられる存在であると思っていた。しかし、下半身の痛みは重大な病気ではなく、更年期障害由来の性交痛であることが判明したことで、女性のホルモンの変化について真剣に向き合うことになったという。

今回、自らが表紙を飾った「マリ・クレール」誌最新号の特集インタビューの中で、あらゆるものから自由になった中年期は何ができるのかと自問する時期であり、それは再生の時期である、と。更年期は「障害」という否定的な意味ではなく、人生の新たなスタートに適している時期であるという。

「私は今、どこに行っても最年長者の1人です。それはよい気分です」と、長年の間に得た知恵のおかげで些細なことに、くよくよしなくなったこと、そして年齢への偏見をなくすことに貢献していきたいという意気込みについても語る。

特に女性は男性よりも年齢で判断されることが多く、時にそれが行動を踏みとどまらせることもある。今、女性たちに伝えたいこととは、自分の気持ちをアップさせることである限りは、やりたいことは何でもやり続けることだと力強く断言するハル・ベリー。

「人生にどんなことが起きようとも、対処できることに気づきました。大丈夫。心配する必要はないから」

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ウクライナ戦争「世界的な紛争」に、ロシア反撃の用意

ワールド

トランプ氏メディア企業、暗号資産決済サービス開発を

ワールド

レバノン東部で47人死亡、停戦交渉中もイスラエル軍

ビジネス

FRB、一段の利下げ必要 ペースは緩やかに=シカゴ
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…

  • 2

    【ヨルダン王室】世界がうっとり、ラジワ皇太子妃の…

  • 3

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 4

    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…

  • 5

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃が妊娠発表後、初めて公の場…

  • 1

    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…

  • 2

    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…

  • 3

    キャサリン妃が「涙ぐむ姿」が話題に...今年初めて「…

  • 4

    アジア系男性は「恋愛の序列の最下層」──リアルもオ…

  • 5

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 1

    「家族は見た目も、心も冷たい」と語る、ヘンリー王…

  • 2

    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…

  • 3

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃が出産後初めて公の場へ...…

  • 4

    カミラ王妃はなぜ、いきなり泣き出したのか?...「笑…

  • 5

    キャサリン妃が「大胆な質問」に爆笑する姿が話題に.…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:超解説 トランプ2.0

特集:超解説 トランプ2.0

2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること