最新記事

スポーツ

大坂なおみは「率直で誠実ゆえに傷ついた」...社会活動、メディア対応、そして重圧をめぐる「真実」

WHY THIS BOOK

2024年02月09日(金)17時07分
メレディス・ウルフ・シザー(本誌記者)

240213p47_ONB_02.jpg

大坂を10代の頃から取材してきたローゼンバーグ C. ROBERT PRANGE

──なおみは今年からコートに復帰し、もっと4大大会で勝つという野心的な目標を掲げている。どんな活躍を見せてくれるだろう。

なおみのチームは自信に満ちあふれている。彼女はコーチのウィム・フィセッテと再契約した。なおみがトレーニングで見せるやる気は以前とは段違いで、ウィムは非常に感銘を受けているそうだ。故障さえなければ、今年だってビッグタイトルを狙えないわけがない。

──執筆中に最も驚いたことは?

学びが多かったこと。まだ26歳だが、彼女は何年も前から大変な有名人だ。しかし彼女の人生には、まだ知られていないことがたくさんあって、そこが驚きだった。幼少期に父親の自主映画に出ていた事実や、WTA(女子テニス協会)ツアーにデビューした頃に一家が立ち退きを迫られていたことなど、私の知らないパズルのピースがたくさんあった。

全てをまとめることで、私は彼女がこれまで歩んできた道だけでなく、これからどこへ向かおうとしているかも理解できた。それが読者に伝わればと思う。

21年の全仏オープンで開幕前の練習から思うようなプレーができずコーチに慰められる

21年の全仏オープンで開幕前の練習から思うようなプレーができずコーチに慰められる JIMMIE48

Adapted from naomi osaka. Copyright© 2024 by Benjamin Rothenberg. To be published on January 9, 2024, by Dutton, an imprint of Penguin Publishing Group.

<本誌2024年2月13日号掲載>

20241126issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2024年11月26日号(11月19日発売)は「超解説 トランプ2.0」特集。電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること。[PLUS]驚きの閣僚リスト/分野別米投資ガイド

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、FDA長官に外科医マカリー氏指名 過剰

ワールド

トランプ氏、安保副補佐官に元北朝鮮担当ウォン氏を起

ワールド

トランプ氏、ウクライナ戦争終結へ特使検討、グレネル

ビジネス

米財務長官にベッセント氏、不透明感払拭で国債回復に
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…

  • 2

    アジア系男性は「恋愛の序列の最下層」──リアルもオ…

  • 3

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 4

    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…

  • 5

    24歳年上の富豪と結婚してメラニアが得たものと失っ…

  • 1

    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…

  • 2

    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…

  • 3

    キャサリン妃が「涙ぐむ姿」が話題に...今年初めて「…

  • 4

    アジア系男性は「恋愛の序列の最下層」──リアルもオ…

  • 5

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 1

    「家族は見た目も、心も冷たい」と語る、ヘンリー王…

  • 2

    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…

  • 3

    カミラ王妃はなぜ、いきなり泣き出したのか?...「笑…

  • 4

    キャサリン妃が「大胆な質問」に爆笑する姿が話題に.…

  • 5

    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:超解説 トランプ2.0

特集:超解説 トランプ2.0

2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること