最新記事

英王室

キャサリン妃が「ピンクのドレス」2着に込めた、「友人夫婦」とヨルダンへの敬意

Kate Middleton's 'Pretty in Pink' Fashion Era Highlighted at Royal Wedding

2023年06月04日(日)08時25分
ジェームズ・クロフォード=スミス
キャサリン妃

Henry Nicholls-REUTERS

<日中と夕刻の式典では異なるドレスを着用したキャサリン妃。夫の大切な友人夫妻の結婚式と、幼少期に暮らしたヨルダンとの縁について>

キャサリン妃とウィリアム皇太子は従姉妹であるベアトリス王女と夫のエドアルド・マペッリ・モッツィ氏とともにヨルダン皇太子夫妻の結婚式に参列。

イギリス王室は誰が参列するかを公表していなかったことに加え、ベアトリス王女の参列はまさに「サプライズ」であった。

ウィリアム皇太子はフセイン皇太子の長年の友人である。また、キャサリン妃も英国航空に当時勤務していた父マイケルさんの仕事で、家族とともにヨルダンで暮らした経験がある。2人にとってヨルダンは、特別な国でもあるのだ。

ワールドカップを仲良く観戦する、ウィリアム皇太子とフセイン皇太子


その特別な国ヨルダンでのキャサリン妃の2着のピンクのワンピースが注目を集めた。日中に着用された最初の衣装は流れるようなシフォンのピンクのドレスで、ラジワ皇太子妃のウェディングドレスも手がけたレバノンを拠点とするデザイナーの「エリー・サーブ(Elie Saab)」によるものであった。

「エリー・サーブ」はキャサリン妃のお気に入りブランドの1つで、2019年のロイヤル・アスコットと今年5月に戴冠式後に行われたバッキンガム宮殿でのガーデン・パーティーでも着用された青いワンピースも「エリー・サーブ」である。

王室ファッション専門家のミランダ・ホルダーは次のように本誌に述べた。

「今回のドレスは高めの首元、フリルで広がった袖口、美しい刺繍とシャーリングのディテールが控えめで、中東における女性の服装にふさわしいものです」

夕刻にフセイニーヤ宮殿で行われた式典では、「ジェニー・パッカム(Jenny Packham)」によるピンクのスパンコールのイブニングドレスに家宝のジュエリーを合わせた。

展覧会
奈良国立博物館 特別展「超 国宝―祈りのかがやき―」   鑑賞チケット5組10名様プレゼント
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

豪政府が予算案発表、新たな減税盛り込む 財政収支は

ワールド

独IFO指数、3月は86.7に上昇 景気回復期待高

ワールド

米ロ、サウジの会合の結果を分析中=ロシア大統領府

ビジネス

米個人消費が鈍化、物価高や経済見通し悪化で
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    「ポリコレ」ディズニーに猛反発...保守派が制作する…

  • 3

    「なぜ隠さなければならないのか?」...リリー=ロー…

  • 4

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 5

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    「なぜ隠さなければならないのか?」...リリー=ロー…

  • 3

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 4

    「ポリコレ」ディズニーに猛反発...保守派が制作する…

  • 5

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    レザーパンツで「女性特有の感染症リスク」が増加...…

  • 3

    「日本のハイジ」を通しスイスという国が受容されて…

  • 4

    「指を入れるのが好きじゃない」...フランス発ベスト…

  • 5

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs

特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs

2025年4月 1日号(3/25発売)

トランプの「逆風」をはね返す企業の努力が地球を救う