米天然ガス生産量と需要、2032年に頭打ちの見通し=EIA

米エネルギー情報局(EIA)は15日公表した年次エネルギー見通しで、米国内の天然ガスの生産量と需要がいずれも2032年に頭打ちになるとの見通しを示した。写真は、天然ガスの油田。2019年11月、テキサス州のラビング郡で撮影(2025年 ロイター/Angus Mordant)
[15日 ロイター] - 米エネルギー情報局(EIA)は15日公表した年次エネルギー見通しで、米国内の天然ガスの生産量と需要がいずれも2032年に頭打ちになるとの見通しを示した。
EIAは、32年には乾性ガスの生産量は日量1190億立方フィート、需要は日量924億立方フィートに達すると予想。これまでの過去最高の生産量は23年の日量1036億立方フィート、需要は24年の日量905億立方フィートだった。
生産量はその後、40年には日量1129億立方フィートに減少し、50年には日量1152億立方フィートに増える見込みだ。一方で需要は40年が日量807億立方フィート、50年が826億立方フィートと見込まれている。
EIAは液化天然ガス(LNG)の輸出については、過去最高だった24年の日量119億立方フィートから25年には日量152億立方フィート、30年には日量215億立方フィート、40年には日量268億立方フィートに増えるが、50年には日量267億立方フィートに減るとみている。