米軍、シリア駐留部隊の縮小を計画 半減の可能性=関係筋

4月15日、米政府筋は、シリアに駐留する米軍部隊を数週間から数カ月かけて再編する計画を明らかにした。写真は、パトロール中の米国主導の連合軍の兵士。2024年2月、シリア北東部のカーミシュリー郊外で撮影(2025年 ロイター/Orhan Qereman)
Idrees Ali Phil Stewart
[ワシントン 15日 ロイター] - 米政府筋は15日、シリアに駐留する米軍部隊を数週間から数カ月かけて再編する計画を明らかにした。米軍の兵力は半減する可能性がある。
米軍は現在シリア北東部を中心とする複数の基地に約2000人の兵士を駐留させている。これらの部隊は地元の部隊と連携し、過激派組織「イスラム国」(IS)の再興を阻止しようとしている。
ある当局者はロイターに、再編によりシリア駐留部隊の数が1000人程度まで減少する可能性があると述べた。
別の当局者も削減計画の存在を認めたが、具体的な数については不確実だと述べた。また、トランプ政権がイランとの交渉を進め、中東地域で軍事力を増強している時期に、これほどの規模の削減が行われることには懐疑的な見方を示した。
ヘグゼス米国防長官は各国に駐留する米軍部隊の見直しを進めている。