キャサリン妃のファッションが「ビジネス風」に進化した理由
Kate Middleton's New Style Shows She 'Means Business' As Princess of Wales
皇太子妃になってからは、3日間のボストン訪問から南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領を迎えて行われた宮中晩さん会、そして自らのライフワークである幼児期の発達支援を行う「Shaping Us(シェイピング・アス)」など数々の公務をこなしてきた。
しかし、そこで見られたのは、かつてよく着用していたドレスではなく、シャープに仕立てられたパンツスーツやワイドパンツにタートルネックのセーター、そしてロングコートを合わせる姿であった。
「この半年で、パンツスタイルが多いのですが、以前のようなスカートやワンピースのほうが親しみがありました。全体的に形式的かつ、少し質素なときもあります。それは公務は『ビジネス』であり、自分が求められていることを真剣に受け止め、自分が何を着ているかに注目されるのではなく、たずわっている公務に集中し、貢献したいと願っているからでしょう」
キャサリン妃がこれまでにも注意を払ってきたのは「色」である。国旗、花、風景など、衣装の色を通じて敬意を表し続けてきた。
「キャサリン妃は慎重かつ賢明に自分の色を選択しています。もちろん、エリザベス女王から『外交的な服装』の作法を学んだことは言うまでもありません」と先のホルダーは語り、次のように述べる。
「世界で最も写真に撮られる女性の1人として、キャサリン妃の衣装は華やかさや意味、象徴性などのあらゆる要素がメディアによって切り取られ、イメージが作られます」