午後3時のドルは147円半ば、米雇用統計待ち 弱地合い続く

3月7日 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の147円半ばで推移している。写真は1ドル紙幣で、2021年11月撮影(2025年 ロイター/Murad Sezer)
Atsuko Aoyama
[東京 7日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の147円半ばで推移している。米雇用統計の公表を控える中でドルの地合いは弱く、上値を徐々に切り下げる展開となった。
前日海外で一時147.31円まで下落したドルは、そこから1円弱切り返し148円前半で東京市場の取引をスタート。仲値にかけて売りがやや優勢となった後、正午過ぎには147円半ばまで反落。その後、買い戻しが入ったものの、戻りは鈍かった。
きょうはこの後、米雇用統計を控える。バークレイズ証券の門田真一郎・為替債券調査部長は「連邦政府職員の人員削減は反映されないとみており、これまでのトレンドに近い雇用拡大が続く」と述べた。
市場では「米利下げの確率は3回まで織り込まれていることもあり、極端に弱い数字が出てこなければ金融政策への影響は限定的」(国内銀の為替担当者)との見方も聞かれた。
前日に1.08ドル半ばまで上昇して4カ月ぶり高値を更新したユーロは、1.08ドル前半と高値から小幅下落した水準で底堅い動きが続く。欧州中央銀行(ECB)は前日、5会合連続となる利下げを事前予想通り決定。4月会合では利下げ停止の公算とロイターが報じたほか、ドイツの財政政策の転換などが、ユーロを支えている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 147.44/147.4 1.0812/1.08 159.45/159.4
8 14 6
午前9時現在 148.15/148.1 1.0786/1.07 159.80/159.8
6 89 3
NY午後5時 147.95/147.9 1.0783/1.07 159.57/159.6
8 86 2