エミー賞も受賞した大人気リアリティーゲーム番組「トレイターズ」のアメリカ版、司会がにじませる自信
Upping the Traitor Game Ante

「今回はすごい」と自信をにじませる人気リアリティーゲーム番組『トレイターズ』の司会、アラン・カミング SCOTT KIRKLAND - DISNEY/GETTY IMAGES
<前シーズンを超える高い要求水準を見事クリア。参加者もどんでん返しもこれまで以上!? アメリカ版「トレイターズ」の司会、アラン・カミングに聞いた>
イギリスのリアリティーゲーム番組『トレイターズ(裏切り者)』のアメリカ版は昨年、第2シーズンが大成功した。第3シーズンはさらにすごいものでなければ......。「単なる繰り返しは駄目だというプレッシャーがあり、要求水準は高かった」と、番組ホストを務める俳優アラン・カミングは言う。
その難問は見事にクリアされた。動画配信サービス、ピーコックで1月9日に始まった第3シーズンは参加者の顔触れも、どんでん返しもこれまで以上だ。「スケールがより大きい。私はダンディーな城主様から、カルト集団のリーダー的存在に変貌した」。
アメリカ版では、リアリティー番組出演者などの有名人がスコットランドの城に集い、最大賞金25万ドルを目指して、裏切り者が交じるゲームで勝ち抜きに挑戦する。「ゲーム番組に出たことがないと、このゲームに勝てないという説が流布しているが、真実ではない。社会的スキルが高いほうがうまくいく場合もある」。
『トレイターズ』のおかげで、カミングは昨年、エミー賞リアリティー/コンペティション部門ホスト賞を受賞した。『ル・ポールのドラァグ・レース』で、8年連続で受賞していたル・ポールを打ち負かした形だ。「ルを見かけたから、『ごめんね』と言った。そうしたら『コン・ドラァグ・レーション(おめでとう)』だって(笑)」。
本誌H・アラン・スコットが、カミングに話を聞いた。