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イギリス700万回再生された英国少年の最高にクールなプロムドレス
@thisisneenz/Twitter
<学校のプロムで赤いドレスを着た16歳の少年は、まさか自分の写真がSNSでこれほどの反響を得るとは思いもしなかった。ツイッターで700万回以上閲覧されたのは「超現実的」だった>
この物語の主人公はコルベン。ノーフォーク州ハールストンにあるアーチビショップ・サンクロフト高校に通う普通の学生だ。だが、この度のプロムで披露したドレスで一躍人気者に。スパンコールのついた真紅のタキシードとボールガウンのスカートで出掛けた。
母親のニーナはこの様子をツイッターに投稿。「彼が自分自身に忠実であることをとても誇りに思う」と添えた。
At age 12 my son announced he wanted to go to his school #prom in a gown. Four years later we made it happen. I'm so incredibly #proud of him for being true to himself & the reception he got from his whole school was incredible. What do you think @michellevisage @theebillyporter pic.twitter.com/lsLKnmY9k5
— Nina Green (@thisisneenz) July 1, 2022
当の本人はこのド派手な赤いドレスを着た意図についてこう語る。「あなたは自分のなりたい姿になれる。そういうメッセージを込めています」
グリーン夫人は、このメッセージがこれだけ「熱狂」を生むとは思ってもみなかったと、反響の大きさに驚きを隠せない。「彼が車から降りたとたん、みんなが歓声をあげ、先生たちも泣いていました」
「まだ理解できない人もいるけれど、周囲にありのままの自分を受け入れてもらえたという実感は何物にも代えがたいものです。本当によかったと思っています」
グリーン夫人によると、コルベンは昔からドレスを着るのが好きで、12歳の時には自分のプロムにガウンを着ていきたいと訴えた。10代前半から「ミス・フロウ・フロウ」と称してドラッグクイーンのパフォーマンスをはじめ、ツイッターでは@missfroufrou1の名で活動している。
しかしプロムの場では、「ミス・フロウ・フロウ」を封印しようか悩んだそうだ。相当の葛藤があったはずだ。それでも最終的に彼は、自分のありたい姿で晴れの日を飾ることに決めた。
お手本は、アカデミー賞授賞式にタキシードドレスを着て出席したビリー・ポーター。ブロードウェイ『キンキーブーツ』や1980年代のLGBTQコミュニティが舞台となっているドラマ『POSE』で世界的に名を知らせた俳優だ。
「息子は嘘偽りのない自分になりたかったんです」
想定外の反響の大きさ
翌日、親子がロンドンのプライドパレードに向かう途中、グリーン夫人の携帯に異変が起きた。通知が止まないのだ。
彼女のツイートは4,000回以上リツイートされ、中にはコルベンの憧れの人である『ル・ポールのドラァグ・レース』に出演する、ミシェル・ヴィサージュ(Michelle Visage)も含まれていた。ヴィサージュは「コルベンはスター」だと投稿した。
プライドパレードの最中には、他の参加者から、「あなたが赤いドレスの子ですか?」とたくさん声をかけられた。
またある親は、最近ゲイであることをカミングアウトした自分の息子をサポートする方法のアドバイスが欲しいと、グリーン夫人にメッセージを送ってきたという。
グリーン夫人は言う。「同じ境遇の親御さんたちに、大丈夫だということを伝えたかったんです。あと、若い人たちには、必要なときに助けてくれるネットワークがあることを知ってほしいと願っています」
Wow! When I posted images of my son being true to himself I never expected it to get the response it has. The support & positivity has been overwhelming & have totally drowned out the few negative ones which we take no notice of. It's his life & I'm letting him live it pic.twitter.com/1gq1VKygwx
— Nina Green (@thisisneenz) July 2, 2022