
非営利団体フレンズ・オブ・ザーネンヴァルトは、スイスの山に連泊し、毎日、森林浴をするプログラムを開催。2年目の今年も好評だった 写真提供 Friends of Saanenwald
<感染第2波が広がる欧州で、日本発祥のあるアクティビティが静かな人気に>
およそ40年前に日本の林野庁が提唱した森林浴が、海外で少しずつ広まっている。まずアメリカに伝わり、次にヨーロッパへやってきた。北欧、そしてドイツで実施され、いまやスイスの森で森林浴ガイドたちが1回2~3時間の森林浴を有料で開催している。
森林浴ガイドのナディン・ゲシュリンさんは、「春のロックダウンの間、普段は森を散歩しない人たちも森へ行きました。現在、森への関心が高まっていて、森林浴は健康な体づくりにも役立つので興味をもつ人たちは今後も少しずつ増えると思います」と話す。
認定された森はなし
2018年、ドイツで初めて森林浴(森におけるマインドフルネス)ガイド養成を始めたのは、「森林浴と健康のためのドイツ・アカデミー」という団体だという。
ここで学んだ人は多く、すでに800人以上のガイドが育っている。6日間集中コース(費用は約11万5000円)は最大12名で毎月開催している。少人数クラスもある。
ゲシュリンさんも同団体のコースを修了し、さらに知識を深めた。スイス在住の修了生はまだ10人だが、ゲシュリンさんやほかの修了生はスイスで独自の森林浴ガイド養成を進めている。
スイスでは、森林浴は1回参加型から数回コースまである。ゲシュリンさんは参加者の森林浴経験によって内容を多少変えている。初めて経験する人向けのお試し森林浴を定期的に開いていて、10月の秋晴れの日に参加してみた。
その日、ゲシュリンさんが選んだチューリヒ近郊の森には、知らない者同士6人(ほとんど女性)が集まった。筆者も含めてみな、森をよく散歩するそうで、森林浴は散歩と何が違うのか興味津々とのことだった。
森の植物をじっくり見てみる
最初に、「日常の様々な出来事や予定などを見えないリュックサックにすべて詰めて、ここへ置いていき、戻ってきたら持っていきましょう」という言葉がけがあった。森に敬意を払い、森へ入って行くという区切りをきちんとつけることが大切だとゲシュリンさんは言う。
前半は、森で育つ植物や木にフォーカスした。たとえば、小道の脇に積んであった伐採されたアカモミのところで歩を止め、参加者たちは葉の香りをかいだり食べてみたりした。そのすぐそばにはシロモミが生えていた。
シロモミの葉も香りをかぎ、口に入れてみた。アカモミとは香りと味がかなり違い、驚いた。ゲシュリンさんはどちらの香りが好きか参加者たちにたずね、グループで時間を過ごしているということを意識させた(こういった場面は何度かあった)。葉の生え方や幹についた樹脂などについても説明があった。
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