世界中の90%以上を生産...「半導体の盾」TSMCは台湾を守れるのか? むしろ中国を駆り立てるのか?
CHOKE POINT FOR CHINA
1970年代までに、台湾は香港、シンガポール、韓国と共にアジアの「4頭のトラ」と呼ばれる新興経済圏の1つに成長した。
日本や韓国と歩調を合わせるように、他の場所では製造コストがかかりすぎたり汚染が問題になったりする製品や部品を製造・輸出してグローバル市場に参入した。主な輸出先は欧米だった。
農業も依然として重要な産業だったが、大半の土地が山岳地帯で耕作に不向きな台湾では、高付加価値製品の生産こそが将来の富を生み出すためのカギだった。
半導体は、台湾における政府主導の開発プロセスがどのように機能したかを示す典型例だ。初期段階の1970年代、台湾当局の科学技術担当部門はこの分野を有望とはみていなかった。資本集約型産業の要素が強すぎる上に、巨額の投資と財政支援が必要だったからだ。
基盤技術を持たない台湾は、それを他国から調達するか、研究開発に多大なリソースを投入して自前で技術を獲得する必要があった。
この分野では日本、オランダ、アメリカがはるかに先を行っているようにみえた。彼らはあらゆる手段を用いて競争相手の台頭を抑え込もうとするはずだ。台湾の当局者が参入に消極的になるのは当然だった。
経営手腕も技術の知識も
この状況を打破するキーパーソンとなったのが張忠謀(モリス・チャン)だった。この人物の登用が後に大きな成果をもたらすことになる。
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チャンは1931年、中国の中流家庭に生まれた。17歳の時、共産党政権の成立直前に祖国を離れた。
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