最新記事
SDGsパートナー

宿泊客と地域をつなぐ「ご当地結びスタ」...スーパーホテルだから出来る「持続可能な観光」とは?

2024年12月27日(金)15時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー
お客さまとをつなぐ手書きのカード

お客さまとをつなぐ手書きのカード

<コロナ禍で大打撃を受けたホテル業界や飲食業界。観光と地域創生を結ぶ革新的な取り組み「ご当地結びスタ」が、注目を集めている>

世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや商品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えに基づいてニューズウィーク日本版は昨年に「SDGsアワード」を立ち上げ、今年で2年目を迎えました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。

◇ ◇ ◇

宿泊客と地域を繋ぐ取り組み「ご当地結びスタ」

日本を代表する大手ビジネスホテルチェーン、スーパーホテルは2020年から、国内に170店舗以上を展開する全国チェーンの強みを活かした「ご当地結びスタ」という取り組みを実施している。

「ご当地結びスタ」とは、ホテルが宿泊客と地域の架け橋となることで、地域独自の文化や特性を掘り起こし、それを宿泊者と共有する、持続可能な観光を目指す取り組みだ。コロナ禍による観光需要の急激に減少をきっかけに、地域の魅力を再発見するために一部の店舗でスタートしたが、現在では全国の店舗に拡大している。

「ご当地結びスタ」では、スタッフ一人ひとりが観光地・飲食店・カフェなどさまざまなジャンルから魅力を見つけ、地元の人が良く使う飲食店を紹介したり、おすすめのお土産を紹介することもあるという。

「『観光雑誌には載っていなかったお気に入りのお店が見つかった』『地元の方の行きつけのディープな雰囲気を堪能できた』などのお声をいただき、満足度の向上にも寄与しています」と、経営品質本部 星山英子氏は話す。

グルメマップおよび提携クーポン

食と泊の取り組みで使用しているグルメマップおよび提携クーポン

ホテル、飲食店、宿泊者の「三方良し」の実現

宿泊を通じて地域に貢献する「ご当地結びスタ」の取り組みは、日本で深刻化する人口減少や地域経済の縮小といった課題の克服を目指す、地方創生にも寄与するものになり得る。

地方創生には、人々が安心して暮らせる持続可能なまちづくりと地域活性化が重要となるが、その指針となるのが、まさにSDGsのゴール11「住み続けられるまちづくりを」だからだ。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米最高裁、ベネズエラ移民の強制送還に一時停止を命令

ビジネス

アングル:保護政策で生産力と競争力低下、ブラジル自

ワールド

焦点:アサド氏逃亡劇の内幕、現金や機密情報を秘密裏

ワールド

米、クリミアのロシア領認定の用意 ウクライナ和平で
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプショック
特集:トランプショック
2025年4月22日号(4/15発売)

大規模関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇した「透けレギンス」投稿にネット騒然
  • 2
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 3
    【クイズ】売上高が世界1位の「半導体ベンダー」はどこ? ついに首位交代!
  • 4
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 5
    【渡航注意】今のアメリカでうっかり捕まれば、裁判…
  • 6
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 7
    「2つの顔」を持つ白色矮星を新たに発見!磁場が作る…
  • 8
    300マイル走破で足がこうなる...ウルトラランナーの…
  • 9
    『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』は必ず…
  • 10
    トランプが「核保有国」北朝鮮に超音速爆撃機B1Bを展…
  • 1
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜け毛の予防にも役立つ可能性【最新研究】
  • 2
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 3
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最強” になる「超短い一言」
  • 4
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇…
  • 5
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 6
    パニック発作の原因とは何か?...「あなたは病気では…
  • 7
    中国はアメリカとの貿易戦争に勝てない...理由はトラ…
  • 8
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 9
    動揺を見せない習近平...貿易戦争の準備ができている…
  • 10
    【渡航注意】今のアメリカでうっかり捕まれば、裁判…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 3
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 4
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛…
  • 5
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 6
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 8
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    「低炭水化物ダイエット」で豆類はNG...体重が増えな…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中