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沖縄の美しい海を未来へ─シナネンが支えるカクレクマノミの育成

2024年12月25日(水)10時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー

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サンリオの人気キャラクター・シナモロール(右)と、シナネンオリジナルキャラクター・ポポネン(左)、両キャラクターは「あかりの森プロジェクト」の応援団だ © 2024 SANRIO CO.,LTD. APPROVAL NO. L650061

シナネンは同社の会員に対して、ホテルの特別宿泊プランやSDGsアクティビティの参加補助を提供することにより、「瀬良垣島・クマノミ育成プロジェクト」を支え続けている。

SDGs未来都市が拓く産官学連携の新たな可能性

支援を担当するシナネンの上野なつみ氏は、自らのアクティビティの体験によって大きな衝撃を受けたと語る。

「実際に海に潜るまでは、『熱帯魚いっぱいの沖縄の海』を期待していたのですが、目にしたのは白化したサンゴで、魚の姿が少ないことに衝撃を受けました。私がそうだったように、沖縄の海の実情を知らない方も少なくないと思います。もっと多くの人に海の問題を伝え、環境保全活動を支えていかねばならないと実感しました」

プロジェクトの舞台である沖縄県恩納村は、内閣府によって「SDGs未来都市」に選定されている。「サンゴなど豊かな自然あふれる社会の実現」「サステナブルツーリズムの実現」「将来世代の育成と全員参加型社会の実現」を三本柱に、産官学と村民が協同する地域づくりが進められてきた。

多様なセクターが連携する「瀬良垣島・クマノミ育成プロジェクト」もまた、単なる海洋保全活動にとどまらず、観光業との協働や次世代教育が生み出されている。産官学連携のモデルケースとして、沖縄だけでなく、日本全体、そして世界の海の課題解決に、貢献することができるかもしれない。

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