安心・快適で豊かな暮らしの提案を...エイブルグループが行う不動産賃貸仲介としてのSDGsな取り組み
エイブルホールディングスのSDGsに向けた三つのテーマはグループ全体で共通の理念としている
<不動産を取り扱う業者としての強みを活かした社会貢献を行いながら、グループ内でSDGsに特化したプロジェクトを発足させた>
世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや製品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えのもと、ニューズウィーク日本版はこの春、「SDGsアワード」を立ち上げました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。
不動産賃貸仲介サービス業を展開している株式会社エイブルホールディングスは、SDGsが世に広まる前から安心・快適な暮らしの提案を、自社の強みを活かして行ってきた。そうしたこれまでの経験を発展させるべく、2021年6月にはグループ内でSDGsプロジェクトを発足し、グループ会社と連携をしながら持続可能な社会づくりに向けた取り組みをさらに充実させようとしている。
各グループ会社にSDGs推進リーダーを配置してアクションプランを作成
エイブルホールディングスでは、傘下のグループ会社と共に「安心・快適で豊かな暮らしを提案し、実現することを通じて、社会の発展に貢献します」というグループの経営理念に則り、「入居者・家主」「社員とその家族」「地域社会・環境」という3つのテーマに分けて、サステナブルアクションを推進している。
さらに2021年6月に同社は、グループ会社が一体となることで、より「安心・快適で豊かな暮らし」の提案を実現するためにSDGsプロジェクトを発足した。プロジェクトの内容は、各グループ会社にSDGs推進リーダーを配置して勉強会やワークショップを開催。さらにSDGsアクションプランを作成し、2030年をゴールとして各社の目標を設定している。
社長室/SDGsプロジェクト事務局の赤星昭江氏は、「弊社がSDGsを推進するうえで最も大切にしているのは、『17:パートナーシップで目標を達成しよう』です。SDGsプロジェクトを立ち上げたのも、グループ内で連携を図り、目標を達成するためでした。今後は社内だけでなく企業や学校・自治体など社外とのパートナーシップも拡大し、持続可能な社会づくりに取り組んでいきたいと考えています」と話す。