環境と人体に優しい水系塗料を...... 菊水化学工業の塗料業界式サステナブル
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shutterstock / Gearstd
<水系塗料の普及やCO2削減に貢献する新製品開発で環境・人体への問題解決を目指す>
世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや製品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えのもと、ニューズウィーク日本版はこの春、「SDGsアワード」を立ち上げました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。
建物を美しくし、耐候性などの機能性を付加する塗料。その中でも水系塗料は、溶剤系塗料に比べて人体や環境への負荷が小さい。一方、これまでは溶剤系に比べて品質が低くなりやすく、業界では溶剤系が主流であった。菊水化学工業は、建築用の水系塗料の製造・開発・普及を推進することで、持続可能な社会実現に貢献している。
建築用水系塗料の普及・推進を目指す業界のパイオニア
塗料には水系塗料と溶剤系塗料の二種類がある。水系は溶剤系に比べて環境にやさしく、シンナーの特有のにおいや中毒症状がない。しかし、ツヤなども落ちやすく、質の低い塗装となりやすいものが多いため、これまで建築用外部塗装は溶剤系が主流だった。一方で、溶剤系塗料には揮発系有機化合物(VOC)が多く含まれており、大気汚染や健康被害、加えて製造過程でCO2が排出されるため、塗装業界におけるSDGs達成への大きな課題であった。
こうした建築用塗料における問題に対して「においが少なく、環境に配慮した塗料を世の中に広めたい」という思いから、シンナーを使用しない水系塗料の製造・開発に力を入れているのが菊水化学工業だ。
これまで、性能、施工性などから溶剤塗料が主流だった塗装業界で、水系塗料製品である「環境対応仕上塗材」の普及・提案に努めている。水系塗料が普及すれば、溶剤塗料から出ていたCO2の排出を抑えるとともに、シンナーなどによる中毒も発生しないため健康にも良い。
水系塗料の性能向上はもちろん、20年前には、製造方法の見直しにより廃水ゼロ・廃汚泥ゼロの缶内調色システムを実現した。菊水化学工業は、建築用水系塗料のパイオニア的存在として、自社製品の開発や普及・提案を推進し、塗料業界のSDGs達成のために環境・健康の課題解決を目指している。
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