社会と共に脱プラを...OSGコーポレーションの「ステハジ」プロジェクトとは
全国各地の企業や自治体、団体・教育機関など300以上の「共創メンバー」とともに
OSGと共に「ステハジ」プロジェクトを実践するのは、「共創メンバー」という大手企業や各都道府県の地場の優良企業や多様な業界、自治体、団体・教育機関など、 360の組織が加盟するグループだ。
この共創メンバーの強みが発揮されているのが、二つ目の軸である「共育(ともにそだてる)体験」だ。この取り組みは、7つのサステナブル体験の場を共創メンバーやその家族、一般の人たちに提供するもので、共創メンバーも運営に加わってイベントを実施している。
たとえば、海岸のプラスチックごみを回収することで、海洋プラスチック問題や使い捨ての啓発に繋げる「ステハジ」ビーチクリーン体験には、これまでに大阪府や象印、タイガー、ピーコック、ポケトルといった多くの共創メンバーが参加。ライバル企業同士がパートナーとして協力する機会にもなっている。
「『ステハジ』プロジェクトは、みんなで共創して拡げていくプロジェクト。多様な組織が共にサステナブルを体験することで、『自社でサステナブルな取組みが浸透しない』といった課題解決のきっかけになればと考えています。また、一企業だけでは出来ないことも共創して取り組むことで、新たな日常のきっかけが生まれると考えています」と、 毛洲氏。
2018年に発表されたデータを見ると、日本は1人当たりのプラスチックごみの廃棄量が世界第2位となっている。世界から遅れをとっている状況だが、OSGが国内のあらゆる組織を巻き込み、広く啓発や実践を進める取り組みは、日本の「脱プラスチック」への意識を変えていくものとなるのではないだろうか。