最新記事
SDGsパートナー

社会と共に脱プラを...OSGコーポレーションの「ステハジ」プロジェクトとは

2023年11月2日(木)11時10分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー
「ステハジ」2050年海洋プラごみ体験

アジ4匹と同量のプラスチックごみを水槽に入れてもらう2050年海洋プラごみ体験等、「ステハジ」は体験を通じた取り組みが特徴である。

<「脱プラスチック」に向けて、「使い捨てに頼らない日常(未来)」を目指すプロジェクトへ>

世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや製品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えのもと、ニューズウィーク日本版はこの春、「SDGsアワード」を立ち上げました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。

◇ ◇ ◇


世界で注目を集める「脱プラスチック」。日本でもレジ袋の有料化といった取り組みが進められる中で、株式会社OSGコーポレーションは、個人や企業、自治体・教育機関などと共創して、ペットボトルの削減や、プラスチック問題に関する啓発を行う「ステハジ」プロジェクトを進めている。

水の総合メーカーだからこそ取り組めるペットボトル削減に向けた「2つのチャレンジ」


私たちの生活には、ペットボトルやレジ袋、食品容器など、あらゆるところでプラスチック製品が使われている。しかし、プラスチックは、石油製品のため温室効果ガスの排出やごみによる海洋汚染といった環境問題を引き起こす要因となっており、世界では「脱プラスチック」の動きが加速している。

機能水総合メーカーの株式会社OSGコーポレーションは、2019年に「ステハジ」プロジェクトと題し、国内の脱プラスチックを促進する取り組みを開始した。

「ステハジ」プロジェクトとは、使い捨てプラスチックにまつわる社会課題に対して、個人・企業・自治体・団体・教育機関と共創し、"使い捨ては、恥ずかしい"の考え方を通して「使い捨てに頼らない日常(未来)」を目指すプロジェクトだ。現在は、「2つのチャレンジ」と「共育(ともにそだてる)体験」を軸に取り組みを展開している。

一つ目の軸「2つのチャレンジ」は、ペットボトル削減に向けた取り組みだ。マイボトルを持ち歩くことを啓発し、毎年234億本生産されているペットボトルのうち、約20%にあたる50億本を2025年までに削減を目指すこと。そして、マイボトルに給水できるスポットを10万カ所に拡大すること、という2つの目標を達成すべく働きかけている。

Sub1 (2).jpg

「カリカエ体験」はマイボトルをイベント会場等で"借りて返す"、いつでも水が補給できる取り組みでマイボトルの普及を目指す。

「この取り組みは、水の総合メーカーである当社と象印・タイガー・ピーコック・ポケトルのマイボトルメーカー4社が共創していることが重要だと思います。マイボトルの中身が無くなればどこでも給水できる。給水が新しい選択になることは、まさにSDGsの目的である社会のシステムが変わり、環境に配慮した新たな日常に繋がっていくと考えています。」と、営業戦略室 毛洲雅博氏は語る。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

COP29、年3000億ドルの途上国支援で合意 不

ワールド

アングル:またトランプ氏を過小評価、米世論調査の解

ワールド

アングル:南米の環境保護、アマゾンに集中 砂漠や草

ワールド

トランプ氏、FDA長官に外科医マカリー氏指名 過剰
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 2
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 3
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたまま飛行機が離陸体勢に...窓から女性が撮影した映像にネット震撼
  • 4
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 5
    「ダイエット成功」3つの戦略...「食事内容」ではな…
  • 6
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 7
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 8
    クルスク州のロシア軍司令部をウクライナがミサイル…
  • 9
    「何も見えない」...大雨の日に飛行機を着陸させる「…
  • 10
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 3
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 6
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 7
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 8
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 8
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 9
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 10
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中