なぜ「地中海食」でうつが改善するのか?...脳細胞とマイクロバイオームの関係
ジャッカ教授は、地中海食が炎症や酸化ストレスを軽減する(地中海食には、脳細胞にダメージを与えるフリーラジカルを排除する抗酸化物質が豊富に含まれている)からではないかと考えている。
さらに、地中海食は微生物叢(マイクロバイオーム)にも働きかけている可能性があり、ジャッカ教授らの研究チームも研究に力を入れている。詳しく知りたいという方には、ジャッカ教授の著書『Brain Changer』を読んでみるといいだろう。
【参考文献】
(*1) A randomised controlled trial of dietary improvement for adults with major depression(the 'SMILES' trial).BMC Medicine, 2017.
(*2) Red meat consumption and mood anxiety disorders. APA PsycNet, 2012.
(*3) A Mediterranean-style dietary intervention supplemented with fish oil improves diet quality and mental health in people with depression(HELFIMED). Nutritional Neuroscience, 2019.
マイケル・モズリー(Dr. Michael Mosley)
医師。テレビ・プロデューサー。オックスフォード大学卒業後、ロイヤルフリー病院メディカルスクール(現・ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン医学部)に入学。医師資格を取得後、テレビ・プロデューサーとして英国放送協会(BBC)に入局。BBC、アメリカのディスカバリーチャンネルなどに向けて科学・歴史ドキュメンタリーを数多く制作し、エミー賞など数多くの賞を受賞。医学番組制作に貢献した功績で英国医師会により年間最優秀医学ジャーナリストに選ばれる。「The Fast 800」や『週2日ゆる断食ダイエット』(幻冬舎)などベストセラー多数。
『4週間で誰でも寝つきがよくなる 最速入眠プログラム』
マイケル・モズリー [著]/井上麻衣[訳]
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