突然の痛風、原因は「贅沢」とは無縁の生活だった...スポーツ好きの48歳カメラマンが体験した尿酸値との格闘
自分の生活は「痛風まっしぐら」だった
レントゲンや血液検査の結果が出るまで、病院の待合室で「痛風」というワードで出てくるスマートフォンからの情報を見ると、その生活はまさに自分のそれだった。
「痛風は生活習慣によりなる病気であり......尿酸過多になりやすいプリン体を多く含む飲み物。特にビール、日本酒などの他、食べ物。レバー、たらこなどの魚卵、青魚などに多く含まれる......。また、特に負荷をかけた筋肉トレーニングなどのような無酸素運動も血中尿酸値を上げてしまう原因である」などなど。
かいつまんで読んだ記事だけでも、心あたりのあることばかり。
ちょうど近所に美味しい肉屋さんを見つけて、そのまま生でも食べられそうなレバーを文字通りビールと共に過食していた。
去年の夏は暑さが苛烈で、まだ暗い明け方に起きて涼しいうちに仕事をし、午前中のうちに仕事場の近くのプールで泳ぎ、また仕事場に戻ったら、一般の人よりは早く夕方4時には仕事を終えて、口開けしたばかりの赤提灯に滑り込むのを楽しみにしていた。
注文は、生ビールをジョッキで2杯立て続けに飲み、もつ煮や、最もプリン体を多く含む内臓類をあてにして舌鼓を打っていた。至福の夕刻を終えると、気分良く自宅に帰宅して、家族と夕食。
そんな日々を自分は健康的な生活と勘違いしていた。美味しいものを見つけると、毎日でも食べ続けて、過食してしまう性格。一度好きなものにハマると同じものばかり食べてしまう習性。
原因を思い返せば、発症して然るべき
それだけではない。去年の夏、発症した時期のことを思い返せば、発症して然るべきというようなことばかりが思い出される。
まず根本原因は、自分が十分に中年の領域に達しているのに、そのことを自覚せず、体が酸化するような食事をくりかえしていたこと。段々と疲れやすくなったり、疲れが取れにくくなっていく中で、アクセルを踏み続けるような食事、つまり肉食と、糖分摂取に、アルコール摂取を強化するような生活をし続けていたこと。疲れやすさをガソリン注入により補おうとしていた節があった。
そして、活動量が減った老体を鍛え直す必要があるかもしれないと、血中尿酸値が上がる無酸素のダンベル運動まで開始していた。とにかく、無駄なアクセルの踏みすぎと、体の仕組みに関する無知。そのことこそが、痛風発症まで突き進んだ最大の原因だった。
老化により衰え始め、疲れやすくなっている原因を、「ガソリン不足」として捉えるのではなく、アルカリ性の食べ物を増やすなどして、ニュートラルな身体に変えていくべきだったのだ。例えるなら電気自動車のように静かで、燃費とエネルギー効率の良い身体に少しづつでも作り変えるべきだったのだ。