最新記事
ダイエット

「低炭水化物ダイエット」で豆類はNG...体重が増えない「よい炭水化物」とは?

2025年3月22日(土)10時20分
メーガン・ラモス(臨床研究者・〈ザ・ファス ティング・メソッド〉共同設立者)

避けるべき炭水化物

それぞれの食品の下に書かれているグラム数は、その食品を約100グラム食べた場合の炭水化物の量。


●キャンディー──70グラム
●ドーナツ──49グラム
  
一般的に、精製された(白い)砂糖が含まれている製品はすべて避けたほうがいい。スポーツドリンク、炭酸飲料、ケーキ、クッキー、アイスクリーム、朝食用シリアル、マフィンなどがこれに該当する。
  
●白いパン──46グラム
●ゆでたパスタ──29グラム
  
でんぷん質もすべて避けよう。パン、バンズ、パスタ、そのほか小麦粉(全粒粉も含む)でできているものが、これに該当する。

でんぷん質を含んだ食べ物のどれに精製されていない炭水化物が含まれていて、どれに精製された炭水化物が含まれているのかを見分けることは難しいことが多いので、すべて食べないことにしておけば、そういう心配をしなくてすむ。

さらに、「グルテンフリー」は「炭水化物が含まれていない」という意味ではないので、そう書いてある製品も避けよう。

●炊いたお米──28グラム

お米も高炭水化物の食品だ。精白されておらず栄養素が取り除かれていない玄米の場合でも同じだ。低炭水化物ダイエットをするときは、米類はすべて避けよう。

●じゃがいも──15グラム

じゃがいもを使ったあらゆる食品、たとえばポテトチップス、フライドポテトなども含む。

●豆類

驚く人が多いが、豆類も高炭水化物の食品なので、ベジタリアンやヴィーガンの人でなければ、低炭水化物ダイエットをするときは避けよう。

●果物

ブルーベリー、ラズベリー、いちごなどは、一日に1回程度なら食べてもいい。そのほかの果物は避けよう。バナナ、マンゴー、オレンジにはビタミンが豊富に含まれているが、炭水化物も多く、血糖値が上がる。



メーガン・ラモス(Megan Ramos)
臨床研究者。ファスティングと低炭水化物療法を用いたセラピーを行い、これまで世界で1万4千人以上にアドバイスをしてきた。 〈インテンシブ・ダイエタリー・マネジメント〉と〈ザ・ファスティング・メソッド〉の共同発足者として、健康教育とサポートに従事している。NPO〈パブリック・ヘルス・コラボレーション・ カナダ〉のディレクターのほか、「ジャーナル・オブ・インスリン・ レジスタンス」誌の編集委員も務めている。


newsweekjp20250207032214-089287fabd92c1c6172da673ae42ef4ba9e6b43d.png


トロント最高の医師が教える 世界最強のファスティング
 ジェイソン・ファン 、イヴ・メイヤー、メーガン・ラモス[著]
 多賀谷 正子[訳]
 CCCメディアハウス[刊]


(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

ニューズウィーク日本版 トランプショック
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年4月22日号(4月15日発売)は「トランプショック」特集。関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

焦点:アサド氏逃亡劇の内幕、現金や機密情報を秘密裏

ワールド

米、クリミアのロシア領認定の用意 ウクライナ和平で

ワールド

トランプ氏、ウクライナ和平仲介撤退の可能性明言 進

ビジネス

トランプ氏が解任「検討中」とNEC委員長、強まるF
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプショック
特集:トランプショック
2025年4月22日号(4/15発売)

大規模関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇した「透けレギンス」投稿にネット騒然
  • 2
    【クイズ】売上高が世界1位の「半導体ベンダー」はどこ? ついに首位交代!
  • 3
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 4
    【渡航注意】今のアメリカでうっかり捕まれば、裁判…
  • 5
    「2つの顔」を持つ白色矮星を新たに発見!磁場が作る…
  • 6
    300マイル走破で足がこうなる...ウルトラランナーの…
  • 7
    今のアメリカは「文革期の中国」と同じ...中国人すら…
  • 8
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 9
    トランプ関税 90日後の世界──不透明な中でも見えてき…
  • 10
    米経済への悪影響も大きい「トランプ関税」...なぜ、…
  • 1
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜け毛の予防にも役立つ可能性【最新研究】
  • 2
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 3
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最強” になる「超短い一言」
  • 4
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 5
    パニック発作の原因とは何か?...「あなたは病気では…
  • 6
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇…
  • 7
    中国はアメリカとの貿易戦争に勝てない...理由はトラ…
  • 8
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 9
    動揺を見せない習近平...貿易戦争の準備ができている…
  • 10
    【渡航注意】今のアメリカでうっかり捕まれば、裁判…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 3
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 4
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛…
  • 5
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 6
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 8
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    「低炭水化物ダイエット」で豆類はNG...体重が増えな…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中