「禁酒ゲーム」が新時代のトレンドに?...今年はアメリカ人の3分の1が参加「ドライ・ジャニュアリー」とは?
FIGHTING SPIRITS
2025年1月23日(木)12時02分
イベントが全てアルコール付きなのは「ひどく奇妙な話だ」とリーは言う COURTESY OF DR. JOSEPH LEE
ドライ・ジャニュアリーが終われば、多くの参加者がまた酒を飲むようになると、このプログラムを批判する声も聞かれる。しかし飲酒を控えようとする人が増えていることは確かだ。
調査分析会社モーニング・コンサルタント(Morning Consult)の23年の世論調査では、飲酒者の10人中3人が前年よりも酒量を減らすつもりだと答えた。
姓は伏せるという条件で取材に応じたカリフォルニア州在住の40代の女性レイチェルは、ドライ・ジャニュアリーのキャンペーンとアプリのおかげで飲酒量を減らせたと話す。
「ドライ・ジャニュアリーは本当に特別なもの。『お酒を飲まなくてもいいじゃない』と思わせてくれる参加者みんなの後押しがあるから」と、レイチェルは語った。
「それに私とお酒の関係を振り返り、自分の人生にアルコールが及ぼす影響をもっと意識する機会にもなった。今は『ソバーキュリアス』(しらふの状態をあえて選択すること)に強く引かれている。ドライ・ジャニュアリーのように決まった『休み』を取るたびに、お酒を飲まないときの気分の良さや、アルコール抜きでも楽しめることを痛感する」