起業家や芸術家ら超一流から「成功の秘訣」を聞き出すための、12の「正しい質問」
専門家にプロセスを尋ねる場合、次のような質問ができるだろう。
・あなたのプロセスに関心があるんです。最初にどんなことをするんですか? 次は? そしてそのあとは?
・アイデアや戦略は、どんなときに湧いてくるんですか?
・計画はどのように立てていますか?
・(計画・製作・提案)するときの日々のルーティンは、どうなっていますか?
<発見の質問>
「発見の質問」では、専門家が最初はどのレベルを目標に掲げていたかに重点を置いて、今の視点で見たレベルと比較してもらう。予期しなかった質問に専門家の注意を向けることで、彼らに今のあなたと同じ目線に立ってもらい、キャリアを始めた頃には得られていなかった貴重な洞察について考えてもらえる。
専門家に発見を尋ねる場合、次のような質問をしてもいいだろう。
・振り返ってみて、いちばん驚いたことは何ですか?
・このキャリアをスタートさせる前に、知っておきたかったことは何ですか?
・予想していなかったことで成功するにはどんな要素が絶対に必要だとわかりましたか?
・今それをやるとして、やり方はどんなふうに異なりますか?
これらの質問で集めた情報は、人によって異なることを覚えておいてほしい。成功が保証されているたった1つの突破口を探しているわけではないし、そんなものは存在しない。解き明かしたいのは、尋ねる相手が成否を分けると考えている要素だけだ。
『リバース思考 超一流に学ぶ「成功を逆算」する方法』
ロン・フリードマン 著
南沢篤花 翻訳
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Ron Friedman(ロン・フリードマン)
受賞歴のある社会心理学者。ロチェスター大学、ナザレス大学、ホバート・アンド・ウィリアムス・スミス・カレッジの教授を歴任し、政治指導者や非営利団体、世界的に有名なブランドの多くにコンサルティングを行ってきた実績を持つ。研究に関する人気記事は、NPRやニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ボストン・グローブ、ガーディアンなど有力紙のほか、ハーバード・ビジネス・レビュー、サイコロジー・トゥディなどの雑誌でも紹介されている。専門家がより健康で幸せで生産的に働くために、神経科学や人体生理学、行動経済学の研究を実践的な戦略に活用する学習開発会社「イグナイト80」の創設者でもある。デビュー作『最高の仕事ができる幸せな職場』(日経BP)は、Inc.誌の年間ベスト・ビジネス書に選出された。
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