DEFENDERで巡る、東北・信越の広大な自然とロマンを求める旅
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DAY4は快晴の中、出発した。新潟県まで進んでいく。まずは新潟県中越の山古志にたどり着いた。長岡市の山古志地域は、日本の原風景と称される自然に囲まれた集落。幾重にも重なり、どこか芸術的なこの棚田は、時間をかけ、すこしずつ大切に増やしてきた先人たちの苦労の結晶だ。自然と人がともに歩んだ美しい景観の間をゆっくりと走り抜ければ、「気持ちがよい」という言葉が思わずこぼれ出てしまう。
次に立ち寄ったのは三国街道の塩沢宿 牧之通り。江戸と越後を結ぶ三国街道沿いの宿場町として栄えた場所で、雪国特有の雁木の町並みが再現されている。商家や町家が当時のまま残されており、歴史的建造物として保存され、かつて三国街道を旅人や大名行列が行きかった頃を偲ばせる。ただの観光地ではなく、この地域は文化や伝統工芸がいまも息づいている。特に「越後上布」や「塩沢紬」といった伝統的な織物は、まさに芸術品と呼ぶにふさわしい。代々受け継がれてきた町の誇りを、旅で訪れた人々が直接手にし、触れることができるのも大きな魅力だ。
次に向かったのは、浅間山の鬼押し出し園。天明3(1783)年の浅間山大噴火の熔岩が固まった跡地につくられ、「火口で鬼が暴れ岩を押し出した」という言い伝えがあるスポットだ。そのダイナミックな姿は、まさに自然の力を肌で感じることだろう。地面を覆いつくす荒涼とした風景は、まさに鬼が暴れた後のようで、訪れる者の想像力をかき立てるそのスケールの大きさに圧倒されることだろう。そして、背景にそびえる浅間山が、この異世界のような風景をさらに際立たせ、その存在感の大きさを感じさせる。
最後日、訪れたのは群馬県北軽井沢に位置するヴィラリゾート、あさま空山望 KUZANBO。モダンでありながらも温かみのあるインテリアは、軽井沢の四季折々の美しさと絶妙に調和しており、訪れた人に「心地よさ」と「上質さ」を提供してくれる。
広々としたリビングルームや、窓から見える豊かな自然は、ただ「泊まる」だけでなく、滞在そのものが贅沢な体験となることを約束している。気候と、のどかな自然の絶景を眺めながらの宿泊は夏の至福のひと時だ。
ヴィラから山の上に少しクルマを走らせると、山頂から北軽井沢の景色を一望できる場所に到着する。山道では全ランドローバークルマに標準装備されたヒル・ディセント・コントロール(HDC)がその実力を発揮。各ホイールに個別でブレーキをかけドライバーをサポート。
「オンロード」「草地/砂利/雪」「泥/轍」「砂地」の4モードから走行状況に合わせて自動でアシストしてくれるテレイン・レスポンスを利用すれば、「走りにくい道」が「走りたい道」に様変わりだ。
300年以上続く街道、宿場を走り、歴史とロマンを感じるDAY4、DAY5をもって、DEFENDER EXPERIENCE NORTH SOUTH TOUR Phase2も幕を閉じた。
車内の紹介はフェーズ3の記事の最後に合わせて紹介しよう。
フェーズ2の旅程