「同性愛者の神様」と「空飛ぶ女性器」!?...「俳優人生で最大の屈辱」と出演者が語るほどのキテレツ低予算映画『ディックス』とは?
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(写真左から右へ)自分の限界に挑んだ父親役のレーン、神様役のヤン、全く似ていない一卵性双生児のシャープとジャクソン(作品の一場面) A24ーSLATE
<異色のコメディー『ボラット』の監督が手がける、最新ミュージカル映画の世界観について...>
9月7日、トロント国際映画祭で行われた『ディックス──ザ・ミュージカル』(日本公開は未定)の世界初の試写会で挨拶した共同脚本のジョシュ・シャープがお礼の言葉を述べた相手は、友人や出資者など、お決まりの面々だけではなかった。
スピーチの締めくくりの言葉は異例のものだった。「映画俳優組合、ありがとう」と、シャープは言った。「昨日の朝まで、ここに来られるとは思っていなかった」
『ディックス』の配給元であるA24社は、報酬やAI(人工知能)の使用をめぐってストライキを継続している映画俳優組合と米脚本家組合の要求を既に受け入れていたので、この映画の出演者が試写会に出席しても問題はなかった。
しかし、主だった出演者のネーサン・レーン、メーガン・マラリー、ミーガン・ザ・スタリオンは来なかった。
出演者兼共同脚本のシャープとアーロン・ジャクソン以外で出席したのは、ボーエン・ヤンだけだった(ヤンは、出番こそ少ないけれど強烈な役を演じた。なんと、毒舌とキラキラのホットパンツを好む同性愛者の神様の役だ)。
監督のラリー・チャールズはメッセージだけ寄せたが、映画の中ではその存在をはっきり感じ取れる。チャールズの過去の監督作品で言えば、計算し尽くされたカオスが展開される『ボラット』と、全てが奇想天外な『ボブ・ディランの頭のなか』の中間のような作品に仕上がっている。
ストライキで映画スターがプロモーションに参加しにくい状況の下、大手の配給会社は作品の公開延期を決めたケースも多い。この秋の映画シーズンは、『ディックス』のようにエキセントリックな低予算映画が主役になりそうだ。
実際、このミュージカル映画はかなりキテレツな内容だ。ストーリーを紹介しようとすると、どうしてもギャグをネタバレしてお叱りを受けたり、精神の健康を心配されたりする危険が付いて回る。それでも、手短に説明すると──。
クレイグ(シャープ)とトレバー(ジャクソン)は一卵性双生児だ。離婚した両親にそれぞれ引き取られて、別々に育てられた。自分に双子の兄弟がいることは、2人とも知らされていなかった(もっとも、シャープとジャクソンの外見が似ても似つかない点も笑いどころの1つだ)。
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