最新記事
世界が尊敬する日本人100

「全裸ポーズ」で世界を爆笑の渦に!とにかく明るい安村が振り返る『ブリテンズ・ゴット・タレント』の舞台

Tonikaku Akarui Yasumura

2023年8月8日(火)13時00分
藤田岳人(本誌記者)
とにかく明るい安村

REX/AFLO

<『ブリテンズ・ゴット・タレント』での成功をきっかけに、世界的な存在に。本誌「世界が尊敬する日本人100」特集より>

ビキニパンツ1枚で登場し、全裸のように見えるポーズを披露するネタで一世を風靡した、とにかく明るい安村。決めぜりふの「安心してください、はいてますよ」は、2015年の新語・流行語大賞のトップテンにも選ばれた。

【動画】『ブリテンズ・ゴット・タレント』出演!とにかく明るい安村の圧巻パフォーマンスハイライト集

それから8年がたった今年、安村は当時と同じネタで再びブレイク。舞台はイギリスの人気オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント(BGT)』だ。

安村はおなじみのビキニ姿で、イギリス向けにアレンジしたいくつもの「全裸ポーズ」を披露。最初は審査員や観客に戸惑いも見られたが、ネタの仕組みが理解された後は、驚くほどの爆笑をかっさらった。ネタが終わるとスタンディングオベーションが起こり、審査員全員が「合格」判定。最終的に、日本人初となる決勝進出まで果たした。

本誌の取材に対し、安村はBGTの舞台を「ノリが良くて最高だった」と振り返る。実際、安村が決めぜりふを英訳して「ドント・ウォーリー、アイム・ウエアリング」と言うのに合わせ、審査員や観客が「パーンツ!」と叫ぶ様子も話題となった。安村は日本の観客との印象の違いを「イギリスは一緒に楽しむ感じ」と語る。

BGTの舞台の外でも、人気が感じられる出来事があった。番組のスタッフをはじめたくさんの人から、「家でお子さんが僕のネタをまねしている写真を見せてもらった」というのだ。それだけ「全裸ポーズ」がイギリスに浸透しているということだろう。

番組の様子は、YouTubeへの動画転載もあってイギリス国外でも注目を集めた。7月にはイタリアでネタを披露した安村だが、「ドイツからもオファーがあった」と、各国から反響が寄せられている現状を明かす。

「世界でネタをやりたい」と、今後の目標を語った安村。いずれ世界のいろいろな国で、子供たちが「全裸ポーズ」で家族を笑わせる日が来るのかもしれない。

とにかく明るい安村
Tonikaku Akarui Yasumura
●芸人

社会的価値創造
「子どもの体験格差」解消を目指して──SMBCグループが推進する、従来の金融ビジネスに留まらない取り組み「シャカカチ」とは?
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イスラエルがガザ空爆、48時間で120人殺害 パレ

ワールド

大統領への「殺し屋雇った」、フィリピン副大統領発言

ワールド

米農務長官にロリンズ氏、保守系シンクタンク所長

ワールド

COP29、年3000億ドルの途上国支援で合意 不
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 2
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 3
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたまま飛行機が離陸体勢に...窓から女性が撮影した映像にネット震撼
  • 4
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 5
    「ダイエット成功」3つの戦略...「食事内容」ではな…
  • 6
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 7
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 8
    「何も見えない」...大雨の日に飛行機を着陸させる「…
  • 9
    クルスク州のロシア軍司令部をウクライナがミサイル…
  • 10
    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 3
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 4
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 5
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 6
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 7
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 8
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 7
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 8
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 9
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 10
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中