サウスパークの「風刺ネタ」には、メーガン妃を過去最高に怒らせるシーンがあった
The 'South Park' Joke Likely to Offend Meghan Markle More Than Any Other
ヘンリー王子とメーガン妃(2021年9月) lev radin-Shutterstock
<ヘンリー王子夫妻を「プライバシー保護を訴える偽善者」として痛烈に皮肉ったサウスパークで、最もメーガン妃の怒りを買いそうなシーンは>
米人気コメディアニメ『サウスパーク』が、英ヘンリー王子夫妻を風刺ネタにし、特にメーガン妃に対して辛辣な批判を浴びせている。ケーブルテレビチャンネル・コメディセントラルが2月15日に放送した回には、このイギリスのロイヤルカップルによく似た容姿の「カナダの王子と王女」が登場。「ワールド・プライバシー・ツアー」なるものに出発する。
■【動画】メーガン妃が最も嫌がる「ネタ」を扱ったサウスパークのシーン
夫妻はプライバシーの保護を訴える偽善者として描かれ、ヘンリー王子の自伝『スペア(Spare)』は、『Waaagh』というタイトルになっている。また、「男性器が凍傷になった」というヘンリー王子の実際の体験談も、王子がサウスパークのキャラクター「カイル」に打ち明けるという形でネタにされている。
こうした内容が世界的に大きな話題となったサウスパークだが、なかでもメーガン妃を最高に怒らせるであろうシーンがある。彼女を、性差別な侮辱を用いて非難していることだ。
今回のエピソードは、カナダの朝のテレビ番組で夫妻がインタビューを受けるところから始まり、司会者はこう尋ねる。「問題のあるあなたの妻が、自分のテレビ番組を持ち、セレブと付き合ったりファッション誌に出たりしているという話は本当ですか」
さらに司会者は「あなたのインスタグラム好きのビッチな妻は、実際にはプライバシーを望んでいないと言う人もいるかもしれませんね」と言い放つ。
「Bワード」に対するメーガン妃の主張
女性を侮辱する言葉である「Bワード」をメーガン妃に対して使うことは、サウスパークでは普通のことかもしれない。しかし、この言葉はメーガン妃にとって特に関心が高く、自身のポッドキャスト番組「Archetypes(アーキタイプス)」でも取り上げている。
このポッドキャスト番組のコンセプトは、女性を束縛するネガティブなレッテルを取り除くというものだった。配信元であるSpotifyの要約によると、「To 'B' or not to 'B'」というタイトルがつけられたエピソードで、メーガン妃は「『Bワード』とその同類である『気難しい』という言葉の起源と流行、それらが特にビジネス界で、強い心を持つ女性に対して誤って使われていること」について語っている。
「私は昔も今も言葉オタクだ」とメーガン妃は番組で語り、「たとえば『B』で始まる単語をたくさん思い浮かべることができる」と述べた。