スマホメモ:何を、どのアプリで、どうメモれば脳を活性化できるか
1.何をメモればいいのか
ファクト(ニュース)をメモるのか、あなたが考えたことをメモるのか、その両方か。
その答えは「なんでもいい」です。
例えば、単なるニュースにしても、あなたが何か感じることがあったからメモっているわけで、それは意味のあることです。ファクトをメモる時は、できればあなたがどう思ったかも同時に付記しましょう。次第にあなたの脳が考えていることが見えてきます。
とは言え、最初はなかなか要領を得ないもの、試行錯誤は必要でしょう。でも、メモの経験が増えていくにしたがって、自分なりのスタイルができていきます。
その時、大事なのは、「自分の意見を書こう」と意識するよりは、その時々に浮かんだ考えを素直に脳から引き出すことです。
それから、「世の中と自分」という関係式を意識しましょう。
記事を見たら、そこには必ず自分の感想があるはずです。最もシンプルな感想は、記事や事象に対して「いい/悪い」という感情を抱くことでしょう。ですが、SNSでよくあるように、記事に「いいね!」を付けるだけでは、実は何も伝わりません。そこには理由があるはずで、「〜だからいいね!」「〜だから嫌いさ」であるはずです。この「〜だから」という部分を意識するようにします。
例えば、私の例で言うとこんな感じになります(図9)。
これは、誰かが誰かに言っていた会話を聞いて、直観的に「いいね!」と思ったので記しただけです。そこには理由があるはずですが、そこまで書かなくても、メモを見返した際に、その時脳が感じたことが伝わればOKです。
メモに慣れてきたら、文章をさらに深めて、「自分はこう思う」という「思考」まで書き留めていきます。
例えばこんな具合です(図10)。
2.スマホのメモ欄を使う
メモを格納する場所、つまりどこにメモるかというと、私はiPhone のメモ(図11の先頭ページ、上から2段目、左端のアプリ)を使っています。
iPhone はiCloud(アップル社のクラウド)に同期させているので、キャパシティの心配はいりません。私のメモは現在3000を超えていますが、使っている容量は1GBに満たないものです。
あなた独自の工夫で、画像データなどを添付するようになったとしても、当面は心配ないでしょう。
さて、そのメモのアイコンをタップすると、下図のような画面が現れます。メモをしたい場合は、一番上の「iCloud のすべてのメモ」をタップし、現れた画面(上図)の右下のアイコンをタップすればホワイト画面が現れます。あとは下の方にあるキーボードを使って入力するだけです。
打ち込んだばかりのメモは自動的にiCloud のメモに格納されますので、そこを開いて右上の「編集」という文字をタップすれば、左端に記事ごとのチェック画面が現れるのでそれをチェックし、左下の「移動」という文字をタップ。
収納フォルダの名前が現れますので、それをタップすればメモはそのフォルダに移されます。