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米の年内利下げ、2回に予想引き上げ=バークレイズ

2025年03月14日(金)01時03分

英金融大手バークレイズは13日、米通商政策の不透明感を背景に米労働市場が減速していることを踏まえ、米連邦準備理事会(FRB)による年内の利下げ見通しは2回と、従来の1回から引き上げた。2017年5月撮影(2025年 ロイター/Stefan Wermuth)

[13日 ロイター] - 英金融大手バークレイズは13日、米通商政策の不透明感を背景に米労働市場が減速していることを踏まえ、米連邦準備理事会(FRB)による年内の利下げ見通しは2回と、従来の1回から引き上げた。

6月と9月にそれぞれ25ベーシスポイント(bp)の利下げを予想。従来は6月の25bpの利下げ1回とみていた。

バークレイズのアナリストらは、労働市場の減速に伴って労働需要が減ると予想。「雇用増加ペースの比較的急な減速でも失業率は緩やかな上昇にとどまると考えている。失業率は10月に4.3%でピークに達するだろう」との見方を示した。

バークレイズは、6月の利下げは成長鈍化の兆候と失業率上昇への対応、9月は失業率上昇とインフレ率の改善の兆しを踏まえたものになるとみている。

その後は、2026年3月に利下げを再開するまで金利が据え置かれると予想している。25年第4・四半期(25年10-12月期)の成長率見通しは前期比0.7%と、従来の1.5%から引き下げた。

FRBは1月の会合で政策金利を4.25─4.50%に据え置くと決定。パウエル議長は追加利下げについて、急ぐ必要はないとしている。FRBの次回会合は3月18─19日に開かれる。

ロイター
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