最新記事
TikTok

TikTokを買収するのはあの著名YouTuber?

Who Could Buy TikTok? What We Know

2025年4月7日(月)12時40分
マーニ・ローズ・マクフォール

買収の可能性があるのは誰か?

トランプ大統領はAir Force One内で「複数の買収希望者がいる」と語り、「TikTokに対する関心は非常に高い」と自信を見せた(ロイター報道)。

米国内事業をめぐっては、複数の企業や投資グループが名乗りを上げていると報じられている。以下は現在名前が挙がっている主な候補だ。

Amazon

ニューヨーク・タイムズによると、関係者3名の証言として、アマゾンがTikTok全体の買収を検討しているとされている。

AppLovin

上場企業であるAppLovinも買収提案を行った。共同創業者兼CEOのアダム・フォルーギ氏はNewsweekに対し、次のように述べている:

「我々の提案は、トランプ政権とTikTokのクリエイターたちの双方にとって"勝利"となるものだ。現在Oracleらと進められている協議よりも大規模なものであり、我々は中国以外のTikTokグローバル事業全体と合併する案を提示している。これにより国家安全保障上の懸念を解決し、他国のデータ問題にも対応できる」

また、「これはアメリカ人にとっての勝利であると同時に、素晴らしいビジネスを築いた中国側にとっても、公開市場へのアクセスや広告ノウハウの共有という形でメリットがある。投資家と本格的な協議は行っておらず、資金調達も必要ない」とも語った。

HbarとZoop

仮想通貨財団のHbarと、OnlyFans共同創業者ティム・ストークリーが率いるスタートアップZoopは、TikTok買収計画をホワイトハウスに提出した(USA Today報道)。

マーク・アンドリーセンとOracle

ベンチャーキャピタル「Andreessen Horowitz」の創業者マーク・アンドリーセン氏は、Oracleが率いる米国投資家グループの一員としてTikTok買収に関与しているとされている(フィナンシャル・タイムズ報道)。

Project Liberty

ロサンゼルス・ドジャース元オーナーのフランク・マコート氏が設立したProject Libertyも入札を行っている。参加メンバーには『シャーク・タンク』の投資家ケビン・オリアリー氏や、Reddit共同創業者のアレックス・オハニアン氏が含まれる。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

欧州委、米からの輸入品の一部に25%報復関税を提案

ビジネス

日経平均が3万3000円回復、自律反発期待の買い 

ビジネス

サムスン電子、第1四半期は0.2%営業減益へ 予想

ワールド

イスラエル首相、トランプ氏との会談で対米貿易黒字な
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ関税大戦争
特集:トランプ関税大戦争
2025年4月15日号(4/ 8発売)

同盟国も敵対国もお構いなし。トランプ版「ガイアツ」は世界恐慌を招くのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 4
    「吐きそうになった...」高速列車で前席のカップルが…
  • 5
    紅茶をこよなく愛するイギリス人の僕がティーバッグ…
  • 6
    フジテレビが中居正広に対し損害賠償を請求すべき理由
  • 7
    ロシア黒海艦隊をドローン襲撃...防空ミサイルを回避…
  • 8
    反トランプのうねり、どこまで大きくなればアメリカ…
  • 9
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 10
    流石にこれは「非常識」?...夜間フライト中に乗客が…
  • 1
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 2
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 3
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 4
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    5万年以上も前の人類最古の「物語の絵」...何が描か…
  • 7
    【クイズ】日本の輸出品で2番目に多いものは何?
  • 8
    「最後の1杯」は何時までならOKか?...コーヒーと睡…
  • 9
    ロシア黒海艦隊をドローン襲撃...防空ミサイルを回避…
  • 10
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中