いざとなったら「逃げる勇気」を持とう、そして「熟睡する術」を学ぼう...心と体を救うオススメ本を一挙紹介
数字と信頼で導く、営業リーダーの真の力
『なぜ営業リーダーの仕事はこんなに難しいのか』
著者:遠藤公護
出版社:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
営業リーダーが直面する課題や苦悩に焦点を当て、数字を追求する現実の中でリーダーが果たすべき役割を明らかにした1冊です。著者が実体験を通じて培った知見を元に、チームの強化と成果を生むためのリーダーシップの在り方を具体的に示します。
単なる理論ではなく、生々しい経験を交えたストーリーテリング形式で、リーダーの失敗や成功を具体例として描写。チームメンバーとの信頼構築や、愛されるリーダーとしての姿勢、日々の業務をどうマネジメントし、成長を促すかが丁寧に解説されています。
営業リーダーに限らず、組織を率いる立場の方にも深い示唆を与える内容です。
(クロスメディア・パブリッシング 編集部 小早川幸一郎)
人は「正論」では動かない。ではどうする?
『ビジネスパーソンのための使える行動経済学
~ナッジ理論で人と組織が変わる』
著者:竹林正樹
出版社:大和書房
反対意見が出やすい会議にするには?
落ちるのを怖がって企画書を出さない若者には何を伝えたら?
荒れがちな会社の共有スペースを綺麗に使ってもらうには?
こうした、どこにも答えのない質問をするところから、本書はスタートしました。
「人」「物」「金」の合理的な配分を追求する経済学の中でも異色の「行動経済学」は、「人は認知バイアスに左右されており、時に不合理な行動をとる」という前提に立って考えられた学問です。
だからこそ、相手の性格や心理に関係なく、行動に直接アプローチできて効果的。長年ナッジ理論を研究した著者だからこそのユニークな解決法、ぜひ試してみてください。
(大和書房 編集担当 白井麻紀子)