いま「貯金はNG」なワケ...資産運用や仕事に効く「イチオシのビジネス書」を一挙紹介
「人生は無常である」─この考え方ですべてうまくいく!
『達観するヒント
もっと「気楽にかまえる」92のコツ』
著者:名取芳彦
出版社:三笠書房
この本に書かれている「変わらないものなど、何一つない」という仏教の考え方は、シンプルだけど、とても深い。実際この本を読んでから私は、「変わること」を前向きに捉えられるようになり、人間関係や健康面などにおける不安やイライラがなくなりました。
「達観」や「無常」という言葉から少し堅い本なのかなと思っていましたが、全然そんなことはなく、スラスラと読めて、どれも腑に落ちる内容ばかりです。
本書では、「無常」をキーワードに、毎日をもっと気楽に、穏やかに、そして賢く生きるためのヒントがたくさん紹介されています。「変化」の激しい現代だからこそ、ぜひ手に取ってほしい一冊です!
(三笠書房 編集本部 沢村亮太)
応援者が増える! ビジネススキルとしての「相談」とは?
『相談する力
一人の限界を超えるビジネススキル』
著者:山中哲男
出版社:海士の風
2025年大阪・関西万博に向けて経産省、内閣官房、博覧会協会と連携して発足した「事業化支援プロジェクトチーム」のサブリーダーを務める山中哲男さんが、自身の20年以上の実業家としての経験に基づき、「相談」をキーワードにした実践ノウハウを記した。
山中さんは、丸亀製麺の海外1号店となるハワイ・ワイキキ店の進出サポート。淡路島の西海岸エリア開発ではゼロから年間40万人が訪れる人気スポットに変貌させた立役者だ。
本書では人生の可能性を拓き、成果を出してきた最大のスキルを「相談」と位置づけ、一般的な “報連相” の概念を覆す。相談のタイミングを予防相談、対処相談、種まき相談と分類し、相談相手の選び方や何を伝えると応援者が増えるのかについても解説している。
(海士の風 出版プロデューサー 長島威年)
AppleやP&Gも実践! 本当に結果が出る会議の極意とは
『【新版】すごい会議 短期間で会社が劇的に変わる!』
著者:大橋禅太郎
出版社:大和書房
「従来型の会議の95%は単なるコメントの交換」と喝破するのが、本書の著者・大橋禅太郎氏。そこで氏が紹介するのが、自らの体験をベースにした「すごい会議」という会議メソッドです。本書前半は、氏の起業ストーリーが語られ、読者はビジネスのヒントを楽しく読むことができます。後半からは「すごい会議」を導入して行き詰った会社がどう変わっていくかが語られます。
「紙に書いてから発表する」「時間を守る」など、一見変哲のないメソッドですが、なぜそれで変化が起きるのかロジカルに書かれており、誰でもすぐに真似して結果を出せます。会議を無駄と感じている人にこそ読んでほしい1冊です。
(大和書房 編集部 出口翔)