仕事にも人生にも大いに役立つ「気付き」と「教養」をくれる、いまイチオシの本をピックアップ
いま、起業は高校生から! 高校の先生も必見!
『いずれ起業したいな、と思っているきみに
17歳からのスタートアップの授業―アントレプレナー入門 エンジェル投資家からの10の講義』
著者:古我知史
発行元:BOW&PARTNERS
発売元:中央経済グループパブリッシング
出版社:中央経済社
今年の初め、高校生によるビジネスピッチの審査員に呼ばれました。そこで初めて、今、高校生のためのビジネスピッチがすでに数百校の参加によって、全国的に行われていること、特に一部の高専では地方の企業と組む事業が実際に始まっていることを知りました。大学在学中の起業の例は言うに及ばず、東大など上位校の学生の進路として、最初から起業することを志望する人がこの2、3年で急増しているそうです。実際、本書も、著者の、大学の経営学部の講義録をもとに改稿したものです。
起業のための本はすでにあるものの、まだまだ数は少なく、高校生から読める本はほとんどありません。本書は、社会人が読んでも十分役に立つ起業の入門書ですが、これからの日本を救う若い人たちへのエールも込めて、あえて「17歳からの」としました。アントレプレナー教育に携わらなければならない高校の先生方にもお勧めです。
(BOWBOOKS 代表 干場弓子)
「ぐっすり寝」こそが医者いらずの健康法だった!
『スマホ脳・脳過労からあなたを救う 脳のゴミを洗い流す「熟睡習慣」』
著者:奥村歩
出版社:すばる舎
あなたは熟睡できていますか?
眠りの質は、今後の人生を大きく左右するそうです。10万人の脳を診てきた脳神経外科医の著者は、デジタル社会が起こす脳過労や不眠の蓄積が、認知症や様々な病気の引き金になり、若年化してきていると警鐘を鳴らしています。
どうすればいいのでしょうか?
答えは簡単で、「熟睡=ぐっすり寝」すること。熟睡中にのみ、脳のゴミが洗い流されるシステムが働くからだそうです。
また、眠りに関わる脳内ホルモンのしくみも解説されており、自分の悪習慣をつくづく反省。これで眠りをやっとコントロールできるようになりました。睡眠薬を飲んでいる人もさらに知見が深まりますよ。
(すばる舎 編集担当)